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2023年2月14日
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HTMLメールとは?テキストメールとの違いや効果的な配信方法を紹介

メールマーケティング効果を高めるためには、文字の装飾や画像の挿入ができるHTMLメールの活用がおすすめです。HTMLメールは商品画像や図解を載せたり、クリックしやすいようCTAを入れることで、受信者に情報を届けやすくなります。 この記事では、HTMLメールのメリットやデメリットとともに、効果的なHTMLメールを作成するポイントについてご紹介します。

CM.com Japan株式会社
CM.com Japan株式会社,
マーケティングチーム
目次
  • HTMLメールとは?
  • テキストメールとの違い
  • HTMLメールのメリットとデメリット
  • テキストメールのメリットとデメリット
  • どちらにも良し悪しがある
  • 効果的なHTMLメールを作成するポイント
  • SPF、DKIM、DMARCポリシーの設定
  • ATL属性を設定しておく
  • スマートフォン対応を行う
  • マルチパート配信がマナー
  • 文字装飾や画像挿入をしすぎない
  • 効果的なHTMLメールで顧客を獲得しよう

Eメール配信システムならCM.com

HTMLメールとは?

HTMLメールを制作するイメージ

HTMLメールとは、その名の通りWebページを作成するときに使用するHTML(Hyper Text Markeup Language)言語形式で制作されたメールを指します。テキストメールでできなかった文字装飾や画像、動画、ボタンの埋め込みなどをできるのが特徴です。

主にメール配信システムから送信でき、商品のプロモーションやメルマガ、ホワイトペーパーの案内などで利用され、デザイン制に優れたメール配信方法です。

テキストメールとの違い

テキストメールは文字情報のみで構成されているメールであり、HTMLメールのように画像を挿入したり部分的に文字の色やデザインを変更したりすることができません。

それに対してHTMLメールは、画像の挿入や文字の色やデザイン変更も可能で、デザイン性に富んだメールを作成できます。HTMLメールを配信することで、文章だけでは伝わりにくいイメージをわかりやすく明示でき、より顧客に伝わりやすくなります。

HTMLメールはセキュリティリスクが高いと言われていた時代もありましたが、現在はGmailなどメールアプリケーション側のセキュリティ対策で安全性が向上しており、利用する企業が増えています。

HTMLメールのメリットとデメリット

HTMLメールのメリットはデザイン性に優れている点だけではありません。受信者に視覚的に訴えることができるため、ブランディングにつながったり、CTAボタンの形を工夫することでクリックを促がすことも可能です。さらに、パラメーターを使用して、メールの開封やメール内のリンクのクリックを計測することができます。

HTMLメールの作成には、利用しているサービスによってはHTMLやCSSなど専門知識が必要です。そのため、知識のある内部スタッフがいない場合には、外部の技術者に依頼するか、内部の人間がプログラミングの知識を習得しなければならず、時間やコストがかかるのがデメリットです。

また、受信者側の環境によっては正しく表示されないリスクがあります。各メーラーの種類によって、対応しているCSSに違いがあるため、なるべく大きなレイアウト崩れが起きないようなシンプルなデザインにしたり、表示確認をしたりと、あらかじめ対策する必要があります。


テキストメールのメリットとデメリット

テキストメールは文章のみで構成されたテキスト形式のメールのことです。画像の挿入や文字色の変更はできませんが、シンプルなので作成が簡単で、HTMLの知識や専門的なツールがなくても作成できます。

また、データ量が少ないため、送受信時のサーバへの負担が低く、表示がはやいことも特徴としてあげられます。

しかし、テキストメールは手軽である反面、視覚的な訴求に限度があります。また、開封率やクリック率などの効果測定の範囲が限定的です。

効果測定には別途施策が必要で、リンククリック率取得にパラーメーター設置、管理の手間がかかります。

どちらにも良し悪しがある

HTMLメールにもテキストメールにもメリット・デメリットがあります。また、ターゲットの属性や受信環境、好みにもよるので、どちらがよいかは一概に言えません。

大事な要件でしっかり読んでもらいたいお知らせはテキストメールにし、キャンペーンメールなど視覚的に訴求したい情報はHTMLメールにするなど使い分けるとよいでしょう。また、どちらが効果が高いかを確認するにはA/Bテストが有効的です。

最近のメール配信システムではHTMLメールのフォールバックとして、テキストメールを配信することができるものがあるので、どちらも利用したい場合はCM.comが提供するメール配信ツールを検討すると良いでしょう。

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効果的なHTMLメールを作成するポイント

効果的なHTMLメールを作成するポイントを確認していきましょう。

SPF、DKIM、DMARCポリシーの設定

HTMLメールを作成する前に、作成したHTMLメールが届くようにSPF(Sender Policy Framework:エスピーエフ)、DKIM(Domain Keys Identified Mail:ディーキム)、DMARC(Domain-based Message Authentication Reporting and Conformance:ディーマーク)に従った送信者認証・ドメイン認証をきちんと施すようにしましょう。

GoogleとYahooが2024年2月に発表した新しい要件の1つに送信者認証が義務付けられているため、HTMLメールを作成する前に各種要件をきちんと確認してください。特にBtoCの送信先はGmailやYahooとなることが多いため注意が必要でしょう。

ATL属性を設定しておく

ATL属性とは画像が表示されない時に、代替テキストとして表示されるものです。HTMLメールを作成する際にALTを設定しておくことで、画像が表示されなかった際にも読者に情報を伝えられます。

メール本文に画像が表示されない受信者も少なくありません。ALT属性を設定しておけば、通信速度が遅いモバイル環境の場合、画像の読み込み中はALTに設定したテキストが表示されます。

スマートフォン対応を行う

スマートフォンでメールを確認する人も増加し続けています。PCとスマホでは、HTMLメールが表示される横幅に違いがあります。そのため、作成したHTMLメールがスマートフォンでの表示に対応しているか確認することが必要です。

PCとスマホ、両方の閲覧環境を考慮したHTMLメールを作成するには、レスポンシブ対応機能の活用が欠かせません。レスポンシブ対応にすることで、それぞれの端末に合った画面サイズでHTMLメールを表示できます。

レスポンシブデザインに対応しない場合は、PCとスマホで同様の横幅のHTMLメールを表示するよう設定します。画面のサイズが小さいスマホでの見え方に合わせて、横幅の設定は小さめにしておきましょう。

PCのサイズに合わせた場合、スマホで見た場合に文字が小さすぎて読めない、画像が欠けるといった問題が生じます。HTMLメール作成時には、スマートフォンでの表示形式に最適化させましょう。

マルチパート配信がマナー

HTMLメールを配信する場合は、HTMLメールを受け取れない環境では代わりのテキストメールが表示される「マルチパート配信」がマナーとされています。

「@docomo.ne.jp」や「@softbank.ne.jp」など、携帯キャリアメールアドレスを使用しているユーザーにHTMLメールを配信しても画像が正しく表示されないなど不具合が生じるケースがあります。

そのため、HTMLメールを送るときは必ずマルチパートメールの設定をしましょう。また、マルチパート配信は、所属する組織のセキュリティ規則によりHTMLメール受信を禁止されている受信者にも有効です。

文字装飾や画像挿入をしすぎない

カラフルすぎたり、画像がおおすぎたりすると、かえって読みにくくなってしまうことがあります。また、広告色が強くなり、懸念される可能性もあります。

使用する文字の色に制限を設けるなど、装飾を抑えましょう。ブランディング効果を高めたいのであれば、毎回のメールのデザインに統一性をもたせることも大切です。

効果的なHTMLメールで顧客を獲得しよう

画像や動画を使うことで直感的に分かりやすい内容のメールを作成できるHTMLメールは、メールマーケティングに大きな効果を発揮します。HTMLメールにはデメリットもあるため、特性を理解した上で、テキストメールと使い分けることが大切です。

HTML配信には、コストや時間がかかる側面もあります。また、配信先の受信環境や設定によっては、HTMLメールを受信できない場合もあります。場合によってはHTML作成に対応したメール配信サービスを導入することを検討してもよいでしょう。

CM.comでは一つプラットフォームでメルマガやSMSなどを配信することができ、ステップメール、シナリオ作成などを作成可能です。もしメールマーケティングに課題を抱えているおりましたら、気軽にご相談ください!

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マーケティングチーム

CM.comは企業向けにSMS送信サービス、SMS配信・認証API、+メッセージ(RCS)、WhatsApp Business、メール配信システムなどを提供しているグローバルカンパニーです。当社プラットフォームを利用することで顧客セグメント、ターゲティング、LP・フォーム制作、配信分析などマーケティングやDXに求められることを実現できます。

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