Instagram広告とは?
Instagram広告(インスタグラム広告)とは、Facebookが提供するインターネット広告サービスのうち、Instagram上で配信できる広告です。
Instagramの利用者状況は以下の通りです。(2019年3月時点)
月間アクティブユーザー数…10億人
日本国内のアクティブアカウント数…3,300万人
ユーザー層…男性:女性=3:7
Instagramは2018年6月、世界での月間アクティブユーザーが10億人を超えたと発表しました。若年層が多いながらも比較的幅広い年代にアプローチできるメディアです。
コロナ禍をきっかけとして、EC利用率が急速に増加したこともあり、Instagramはショッピング機能を強化しました。
単に写真を共有したり閲覧したりするためのSNSではなく、ユーザーの消費行動との結びつきがますます強くなっているメディアといえるでしょう。
Instagram広告の特徴は?
細かなターゲティング
Instagramは匿名性の低いFacebookと紐付いているため、Facebookと同じマーケティングプラットフォームを利用して高精度なターゲティングが可能です。
具体的には、ユーザーの性別、年齢、居住地などのデモグラフィック情報に加え、興味関心や、Instagram上での行動データなどを元にターゲットを設定できます。
また、企業が保有しているデータや過去の実績データなどを活用したカスタムオーディエンス、類似オーディエンスの利用も可能です。
さまざまな広告スタイル
Instagram広告は、2015年10月よりセルフサーブ型(自社で運用できる)広告の提供を開始し、目的やターゲットに応じて様々なフォーマットの広告を配信することができます。
Instagramへ広告出稿する場合は、広告の種類を次の9個から選択できます。
動画広告
写真広告
カルーセル広告
ストーリーズ広告
コレクション広告
ショッピング広告
アンケート広告
ブランドコンテンツ広告
発見タブ広告
画像や動画広告の他にも、ユーザーとのインタラクティブなコミュニケーションが可能なアンケート広告やECへの動線を作ることができるショッピング広告など、豊富な広告機能を利用することで、より高い施策効果を期待できます。
低予算で始められる
Instagram広告は、1日あたり1$(100円前後)という低予算から始められます。課金方式はFacebookと同様、以下の3つの形式が採用されています。
CPM(1,000回表示された段階で課金)
CPC(クリックされた段階で課金)
CPI(アプリ広告の場合に適用。広告経由でアプリがDLされるごとに課金)
予算を自由に設定することができ、予算を消化すると広告の出稿が停止するので、安心して広告配信を行うことができます。
また、出稿途中の予算変更、クリエイティブの差し替えなども可能なため、広告効果をみながら、改善のためのPDCAを高速でまわすことができます。
Instagran広告の弱点とは?
Instagram広告は新規顧客や潜在顧客に対してリーチできるものの、既存の顧客にアプローチできないため、既に取引のある顧客に「もう一度購入して欲しい」と思っていても情報が届かないことがあります。
そこでSMSとInstagram広告を併用して運用することをお勧めします。
InstagramとSMSで広告配信する効果
新規(Instagram)と既存( SMS)へのアプローチが可能
Instagram広告と合わせてSMSを配信することで、より多くのリードを生み出すだけでなく、売り上げアップ効果も期待できます。
Instagram広告は、ターゲティング機能が優れていることから、新規・潜在顧客にリーチできます。「自社の商品やサービスを知らないけれど、知ったら利用するであろう客層」を狙って広告を届けられるのは、ビジネスにとってかなり大きな効果であることは言うまでもありません。
また、潜在顧客にリーチができれば、認知拡大・ブランディングなどの効果も付随します。新規顧客を目的にしたInstagram広告と併用して、既に購入履歴のある顧客や見込み顧客向けにSMSを送ることで、ターゲットに合わせたコンテンツを配信できるでしょう。
クリック率向上
Instagram広告は、クリック率が0.8~1.0%と言われています。一方、SMSは平均15〜20%以上のクリック率を誇り、一度の配信でより多くの顧客にアクセスしてもらう機会を創出できます。
さらに広告配信の効果分析も可能です。CM.comが提供する「簡単LP広告作成ツール(Pages)」を利用すれば、誰がいつクリックしたかを把握できます。配信後は、次の配信につながるデータを取得することができます。
パーソナライズドメッセージの送信
Instagram広告で取得した会員、注文、購入などの既に獲得した顧客情報をもとに、SMSでよりパーソナライズドされたメッセージを送ることができます。
男性には男性もの、女性には女性ものといったコンテンツを簡単に作成できるので、顧客に適切な案内をすることで購買につながりやすくなるでしょう。
まとめ
Instagram広告に興味はあるものの、既存顧客へのアプローチ法で悩んでいる方も多いでしょう。
新規・潜在顧客の獲得にInstagram広告、既存顧客にパーソナライズド広告をSMSで配信と、それぞれに目的を持たせながら合わせて活用することでより効果的なマーケティング施策ができます。