病院やクリニックでSMSを利用するメリット
すでに医療業界では、予約確認やオンライン診療でSMS(ショートメール/ショートメッセージ)の活用が進んでいます。医療業界でSMS送信サービスを利用するメリットをご紹介します。
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電話やハガキより手軽
SMSはハガキや電話より手軽です。新しい診療の案内や予約確認を郵送DMや電話で通知されている方も多いかと思いますが、SMSであればハガキや電話と比べても費用も安く、コスト削減と業務効率化につながります。
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SMSは携帯電話番号への送信のためメールよりも到達率が高い
SMSは携帯電話番号に直接送信されるため、Eメールよりも到達率が高いメリットがあります。
Eメールの場合、メールアドレスの打ち間違いやメアドの変更、自動振り分けによって、メインの受信ボックスに到達しないケースがあります。
一方、SMSはメールアドレスと比較して変更する人が少ない傾向です。そのためSMSでは宛先不明となる確率が低く、到達率が高く医療業界でも利用しやすい連絡方法と言えるでしょう。
SMSは携帯電話番号のため利用しやすく普及率も高い
普及率が高く利用しやすいこともSMSのメリットとしてあげられます。昨今ではほとんどの方が携帯電話やスマホを所有しています。そしてSMSは携帯電話やスマホを持っていれば、特別なアプリなどを利用しなくても受信できるものです。
医療や介護を利用する頻度の高い高齢者の方でも、携帯電話やスマホを高い確率で所有しています。パソコンを操作できない高齢者であっても、携帯電話やスマホであれば操作できることも多いでしょう。そのため連絡方法として普及率が高く、利用しやすいこともメリットのひとつといえます。
SMSは開封率も高く読んでもらいやすい
SMSは普及率や到達率だけでなく、開封率も高いため読んでもらいやすいこともメリットと言えます。
メール機能では迷惑メールが届くこともあり、すべてのメールを確認しない方も少なくありません。また不要なメールマガジンが送られてくることもあり、すべてのメールが開封されるわけではないでしょう。そのためメールの開封率はそれほど高くありません。
しかしSMSであればメルマガや迷惑メッセージが送られてくることは少なく、受信した多くのメッセージが開封される傾向にあります。その他の連絡手段と比較して、開封率が高く読んでもらいやすいことも医療業界におけるSMSの魅力のひとつです。
年代問わずに連絡できる
SMSを使えば年代を問わずに連絡できます。SMSはスマートフォンだけでなくフューチャーフォンにも標準搭載されているため、アプリのインストールやアカウント登録などが不要です。
高齢の患者を持つ病院やクリニックも多いかと思いますが、SMSであれば携帯電話を持つすべての世代にアプローチできます。
NTTドコモ、モバイル社会研究所が公表した2021年1月にスマートフォン(スマホ)・フィーチャフォン(ケータイ)所有に関する動向調査によると、高齢者のスマートフォン利用状況を年々増加しています。
参照元:モバイル社会研究所「シニアのスマホ所有率上昇ペース増す 60代8割、70代6割を超える」
予約配信やリマインドが可能
SMS送信サービスを使えば、自動で予約配信やリマインドメールの配信ができます。手間をかけずに、当日キャンセルなどの回避にも有効的です。もちろん、患者さんひとりひとりの治療状況・予約状況に応じた内容を配信することも可能です。
リマインドメールについてはこちら:
リマインドメールはSMSが最適?飲食店・ホテルの予約案内やキャンセル対策へ
SMSは一斉送信のため業務効率化につながる
一斉送信できるSMSは、電話よりも時間がかからず業務効率化につながります。介護・医療業界では電話での連絡も到達率が高い連絡方法のひとつです。しかし患者一人ひとりに電話で連絡をしようとすると、時間や労力がかかることは否めません。
その点SMSであれば、一斉送信ができるため電話ほど時間がかからず、業務効率化をはかれます。たとえば100人の患者に5分間の連絡をしようとすれば、約8時間もの時間がかかります。しかしSMSを一斉送信すれば、1時間もかからずに連絡作業を終えられるでしょう。
またSMSは送信のための料金が低く、全角1~70文字であれば送信にかかる費用は1通あたり3円です。docomo・au・softbankの3大キャリアでは受信料は無料とされており、病院・施設側、利用者ともに料金の負担は大きくありません。
電話であれば時間ごとに料金がかさむこともあるので、SMSは料金面でも業務に貢献してくれる連絡手段です。介護・医療業界にてSMSを利用することは、病院・施設側にとってメリットの大きいことです。
API連携で管理システムから自動通知もできる
SMSはAPIと連携させることで管理システムから自動通知を行うことが可能です。ひとつ前の項目で、SMSは一斉送信できるため業務効率化がはかれると解説しました。API連携をさせれば利用者への自動通知が可能となり、さらなる労力削減へとつながるはずです。
たとえば利用者からの予約が入った際に、予約受付の可否を自動的に利用者へと連絡することができます。また支払いの連絡についても、支払いを行うためのURLをAPI連携により送信することも可能です。
APIとSMSを連携させて自動通知機能を利用できるようにすれば、さらなる業務効率化がはかれるようになります。
医療業界のSMS配信活用例
それでは医療業界でどのようにSMSを活用できるのか、具体的な事例についてご紹介します。
活用例1:診療予約忘れ防止の確認やドタキャン防止
まずは利用者が予約した診療時間を忘れたり、当日の突然のキャンセルをしたりすることを予防するための活用方法です。
医療業界では予約日の前に利用者に対してリマインドを送るシステムが確立されていないケースも少なくありません。
予約をした日から期間が空くと、利用者は予約をしたこと自体忘れてしまい、当日になり訪れないこともあるはずです。診療予約忘れを防止するためにSMSを活用すると、医師の時間ロスを防ぎ、利益率を向上させられるようになります。
課題
病院によっては予約から受診までの期間が長すぎて、利用者が受診日を忘れてしまうこともあるはずです。また電話や郵送物で連絡をしても、利用者からの返事がないことも少なくありません。
病院や施設は患者のために時間を空けているにもかかわらず、当人である患者は来院しない状況が生まれがちです。
解決策
連絡ツールとしてSMSを活用することにより、診療日・時間をリマインドとして連絡できるようになります。歯科など定期検診が必要な診療科目においても便利に活用可能です。
SMSでのリマインドを取り入れることにより、予約忘れによる受診キャンセルを予防しやすくなります。また定期検診・健康診断を受信する利用者の満足度向上も見込めます。
活用例2:災害時の安否確認
災害時の安否確認にSMSを利用するのも介護・医療業界ではよく見られるケースです。特に病院やクリニックは災害発生時に需要が高まります。
しかし開院しようにも、労働力であるスタッフの安否確認ができなければ利用者への診療もできません。SMSを安否確認のためのツールとして利用すれば、災害時に役立つはずです。
課題
大きな災害が起きたとき、介護や医療業界への需要は高まります。しかし災害時に医師や職員の安否を、すぐに確認することは簡単ではありません。
災害時には電話の回線が混み合うこともあり、電話での確認も現実的ではないのが事実です。またすべての災害発生との大きなできごとが起きた際に、職員一人ひとりの電話番号を調べることも大変な作業となります。
解決策
災害発生時にSMS送信サービスを利用すれば、一斉に安否確認連絡を送信できるようになります。SMSなら電話のように回線が利用できなくなる可能性も低いはずです。
また電話番号を登録している職員のデータをCSVとして取り込めば、手間や時間をかけずに一斉にSMSを送信できます。
したがって介護・医療業界での安否確認のための連絡方法として、SMS送信サービスは適していると言えます。電話をかけることと比較すると、SMSは効率的に職員の安否確認が可能となる連絡手段です。
活用例3:福祉・介護施設の送迎時間や休日の連絡
福祉・介護の業界においては、SMSを送迎時間通知や休日の連絡のための手段として活用可能です。利用者ごとに異なる送迎時間を、手間をかけずに連絡したり休日の連絡を利用者全員に行ったりすることは簡単ではありません。
課題
デイサービスなどでは送迎時間が利用者により異なります。また休日となる日程を、利用者に対して連絡することも必要です。
しかし電話連絡では時間や労力がかかり、送迎時間への対応もスムーズではありません。スタッフの労力と時間ばかりがかかり、連絡のために業務効率が低下する恐れがあります。
解決策
介護業界にてSMS送信サービスを利用すれば、時間や労力をかけず送迎時間への対応や休日の連絡が可能です。
たとえば利用者ごとの送迎時間を個別に送信したり、休日のスケジュールを送信したりできます。文字として残しておけるSMSであれば、利用者が送迎時間を何時であったか忘れてしまうことも避けられるはずです。
利用者側がいつでも確認できるSMSなら、施設側の利用者に対するフォローの時間が大幅に削減できるようになるでしょう。
活用例4:調剤薬局の服薬フォローの連絡
医療業界においては、調剤薬局の服薬フォローの連絡でSMSを活用できます。調剤薬局においては薬機法の改定により、その都度適切な服薬指導を行っていかなければなりません。
オンライン服薬指導も可能となった現在、SMSの利用や調剤薬局においてなくてはならない指導方法ではないでしょうか。
課題
医薬品の服用に関する法律である医薬品医療機器等法は、2019年11月、2022年5月と定期的に改定が続けられています。そのため調剤薬局は、その改定に合わせて利用者へと服薬フォローを行わなければなりません。
改定のたびに調剤薬局の定義は見直されており、薬剤師による服薬指導への義務も強まっています。調剤薬局による適切な情報の提供は、定期的に訪れるとも限らない利用者に対する義務となってきているのです。
参照元:
厚生労働省:(PDF)令和元年の医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(薬機法)等の一部改正について
厚生労働省:(PDF)令和4年の医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(薬機法)等の一部改正について
解決策
SMSを利用すれば利用者が調剤薬局を訪れないときにも、手軽に服薬指導が行えるようになります。
昨今ではオンラインでの服薬指導も可能となったため、SMSにて利用者に必要な情報を提供し、指導にあたることも可能です。
今後の服薬指導において、SMS活用の意義はさらに強まるのではないでしょうか。
SMSのAPIをシステム連携で業務効率化
医療の分野ではSMSの利用にあたり、API連携を行うことによりさらなる業務効率化がはかれるようになります。
API連携を行えば、今まで人力で行っていたことへの自動化が可能です。システムに連絡を任せられるようになれば、スタッフは本来の業務に集中できるようになります。結果的に業務効率を向上させられるでしょう。
SMS一斉配信の自動化で効率化できる
施設内・院内の管理システムとSMS送信サービスをAPI連携させれば、一斉配信による自動化で業務効率効果が高まります。
利用者ごとにSMSを配信するのは時間がかかるでしょう。しかしシステムによる自動配信が可能となれば、必要なのは最初の設定のみで、従業員が配信に手間を掛ける必要はなくなります。
たとえば予約前日に確認のためのSMSを自動的に送信したり、利用者からの予約が入った際に自動的に予約受付の可否を送信したりできます。
SMSの受信・送信のたびにスタッフの対応が必要となれば、そのための時間と労力が必要です。API連携により自動化させられれば、利用者との連絡に手間取ることはありません。本来の業務に集中できるようになり、業務効率を向上させられるはずです。
メールから配信できるMailSMSとは
CM.comが提供する「Mail SMS」は法人向けのSMS配信サービスです。
利用するには、CM.comと契約する必要がありますが、支払いはクレジットカードでの前払いと銀行振り込みの後払いを選ぶことができ、クレジットカードの前払いであれば契約書の締結が不要なのですぐに本利用を開始することができます。
SMS送信サービスの利用方法
CM.comのアカウントを作成すれば、管理画面から2ステップで利用できます。送信したいメールアドレスをCMの管理画面に登録し、【国番号+携帯電話番号@mail-sms.com】のアドレスでメール配信機能から配信するだけです。
1件1件携帯電話から送信する必要はなく、GmailやYahooメールなど、ふだんお使いのメールソフトから配信できます。CM.comはテスト配信も受け付けているのテスト希望はご連絡をください。
長文SMSも配信可能
Mail SMSでは、メール本文が直接SMS本文に記載されるので1通70文字ごとに課金される形式です。そのため、長文を送信すると自動的に複数のメッセージに分割されてしまい、送った数だけ配信コストがかかってしまいます。さらに送れる情報はテキストのみです。
もし、70字以上の長文メッセージを送りたいのではれば「Mail SMS+」をお勧めします。Msil SMS+は、メール本文をランディングページに転載し、SMSにはリンク先のURLを掲載するという方法です。
SMS本文は事前に作成し、CM.comの管理画面で設定しておきます。この方法であればSMS本文にメッセージは掲載されずに、リンク先であるランディングページに転載されます。
つまり、1通分の配信コストで70字以上の内容を送ることができます。さらにLPなので、テキストに限らず写真や図表、大きい文字など視覚的なメッセージにまとめることも可能です。
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SMS文字数制限は?上限なしでショートメールを送れる方法とは【事例付き】
まとめ:診療予約案内でSMSを活用しよう
病院やクリニックもただ店舗を構えているだけでは患者が集まらない時代になってきました。口コミなどで病院をしらべることができ、より評判の良いところへ患者は流れていきます。
つまり、病院・クリニックにおいても集客のためのマーケティングや優れた顧客体験の提供が求められています。
患者さんとのコミュニケーションにSMSは最適なツールと言えます。ぜひ、さまざまな場面でご活用ください