パーソナライズド広告とは
パーソナライズド広告とは、ユーザーの興味・関心に合わせて配信される広告のことです。
インターネット上にある検索履歴・閲覧履歴などから蓄積されたユーザー情報を活用し、ユーザー一人ひとりの興味・関心を特定した広告を配信します。
そのため、ユーザーは自身の興味・関心にパーソナライズされた内容が広告としてサジェストされ、有益な情報を得ることが可能です。
その結果、広告主には、見込み度の高い顧客にアプローチできるメリットが得られ、双方にとって効果的なツールと言えるでしょう。
パーソナライズド広告をEメール(メルマガ)やSMSで出稿するメリット
パーソナライズ広告は、Web広告やSNS広告、動画サイトでの広告などでよく知られていますが、Eメール(メルマガ)、SMSで配信することによっても効果を高められます。
的確にターゲティングができる
適切に顧客セグメントすることで、ユーザーの性別や年齢など、細かなターゲットから確実なアプローチが可能です。
特にメルマガは1日に一人当たり多くのメールを受信しますので、きちんとターゲティングをして欲しい情報を欲しい人に届ける必要があります。
コンバージョンアップにつながる
Eメール(メルマガ)やSMSから遷移されるLP(ランディングページ)は、コンバージョンを得ることに特化して情報をコンパクトに集約しているため、特定のことに興味・関心を持った訪問者に適した内容となっています。
パーソナライズしたLPをEメール(メルマガ)やSMSで送ることにより、CV率を高められるでしょう。
SMSは1通8円、メルマガは月額利用料だけで出稿できる
WebやSNS広告は1クリックされるたびに30円〜500円など、ターゲットキーワードによって広告料金が発生します。
しかし、SMSの場合、確実にアプローチしたい人にたった8円で情報を届けることができ、コスト面でもパフォーマンスが高い手法です。
メルマガに至っては利用料だけで情報を届けることができます。SMSが1通8円と聞くとEメールに比べて割高に感じる方もいるかもしれません。
実はSMSは1通配信単価がかかる一方で開封率、コンバージョンが高いのが特徴です。いずれかを単体で使うと効果が薄れてしまうため、Eメール(メルマガ)とSMSを併用することをお勧めします。
パーソナライズド広告をEメール(メルマガ)やSMSで出稿するデメリット
SMSやEメール(メルマガ)でのパーソナライズド広告がすべてのマーケティングに適しているわけではありません。抑えておきたいWeb広告やSNS広告との違いもあるので確認しておきましょう。
メールアドレスや携帯電話番号を取得した顧客のみへのアプローチ
メルマガはメールアドレスに、SMSはすでに取得された携帯電話番号宛に送るメッセージのため、Web広告やSNS広告と異なります。
新規や潜在顧客といった層にアプローチすることができません。既存顧客に特化した広告宣伝として活用しましょう。
他のWebや SNS広告に比べると拡散力が弱い
広範な範囲に広告が配信されるWeb広告やSNS広告と異なり、SMSは限定的な販促となるため拡散力が強くありません。
拡散力が弱いため、サービスの認知を獲得し新たに顧客を獲得したい場合は向いていないと言えるでしょう。
ユーザーが求める情報とは限らない
これはSMSに限ったことではなく、パーソナライズ広告の懸念点ですが、せっかく考えて配信したパーソナライズド広告が必ずしもユーザーが求める情報であるとは限りません。
流行や消費者の興味関心は変化しやすく、広告のクオリティや内容によっては流されてしまう可能性があります。
また、繰り返し同じような内容のコンテンツを配信すると、しつこく感じてしまうユーザーもいるでしょう。
パーソナライズド広告の成功事例
CM.comのSMS配信サービスとマーケティングパッケージサービス「Mobile Marketing Cloud」を利用して、パーソナライズド広告の活用に成功した事例をご紹介します。
不動産物件の紹介キャンペーン
⽇本⼈向け海外不動産売買サポート事業を行っている株式会社ビヨンドボーダーズ様の事例です。
メルマガ配信やWeb広告、SMS配信など一通りのマーケティング施策を実施されていましたが、思うような効果が得られず課題がありました。
そこで、SMSを活用したパーソナライズド広告でキャンペーンを行ったところ、Web広告で獲得した顧客単価が1/3以下となる効果を得ました。SMSを配信するにあたり、特に以下の3点を改善しています。
1.開封率が上がるようにSMS内コンテンツを工夫
従来のSMS施策では名前の記載がなく、開封されにくいのが課題でした。そこで、受信者の名前を本文に挿入し、具体的なサービス名を表示させたところ、クリック率が19.6%に改善しました。
2.配信属性に特化したデザイン性に優れたLP広告の作成
これまでは、SMSのリンク先は一律で既存のウェブサイトに設定していましたが、ターゲット属性に最適化したLP広告をそれぞれ作成し、遷移させるようにしました。
例えば、カンボジアに興味のある方はカンボジアの物件、マレーシアに興味のある方はマレーシアに特化した物件などのように興味があるものの情報だけを掲載したLPでコンバージョンUPを図りました。
ビヨンドボーダーズ様がパーソナライズド広告を作成するのに利用したのはCM.comのMMCの機能の一つである簡単LP広告作成ツールです。
これはドラッグアンドドロップで5分で簡単にプロ並のLPを無制限に作ることができるので、配信ターゲットを細かく設定する場合にも負担なくそのターゲット向けのLPを作成できます。
3.コンバージョン に特化したLP広告の構成
コンバージョンが商談申し込みに設定されていたので、受信者がLP広告から商談申し込みをしやすいよう、申し込みのしやすさに特化したLPの構成を実現しました。
具体的には、ワンクリックで商談申し込みができるよう、顧客情報を事前に設定表示し、受信者は申し込みボタンを押すだけの構成を構築しました。
この申し込みも簡単LP広告作成ツールで実現が可能です。
CM.comのMobile Marketing Cloud(MMC)は、申し込みフォームや、アンケートフォームなど受信者から欲しい情報を取得し、さらに管理画面内で保存、CSVで抽出することができるので、フォームのための追加サーバーや機能は必要ありません。
欲しい情報を簡単に取得でき、コンバージョンに特化したLP広告が実現できます。
まとめ
ビヨンドボーダーズ様の例で見られるように、既に獲得済みのリードに対してアプローチする手法として、Eメール(メルマガ)やSMSで配信するパーソナライズド広告は優れています。
既存のマーケティング効果にお悩みの際はぜひお気軽にCM.comまでご相談ください。