SMSに既読機能はある?
SMSには既読機能はありません。よく、SMSを送信した際に出るチェックマークを既読だと思う方がいますが、あのチェックマークは既読ではなく送信ができた時のマークです。
例外として「iMessage」と「プラスメッセージ」という2つのメッセージサービスで既読確認が可能です。
「iMessage」はiPhone端末同士でやり取りするメッセージで、送信側はiMessage配信後に「開封済み」と「開封時間」を確認することができます。
「プラスメッセージ」でも既読機能があり、送信側は相手が閲覧した場合にはメッセージにチェックマークがつくので開封を確認することができます。
+メッセージとiMessageは、どちらも既読機能を任意でオン/オフできるようになっているため、既読確認ができるかは送信側の設定次第です。
※+メッセージとは:ドコモ、au、ソフトバンクの3キャリア共通のメッセージアプリです。
※その他に既読確認できるアプリ:LINEやFacebook Messenger,Instagram上で行うメッセージでは既読機能があるため、既読したかどうかを確認できます。
既読確認ができるiMessageとプラスメッセージの詳細
上述で説明したようにSMSで既読状況を確認することはできませんが、同じ携帯電話に付随するメッセージサービスで既読機能のある、iMessageや+メッセージで開封状況を確認する方法を以下から紹介します。
iMessageの既読確認
iMessageとは、Apple社が提供するiPhoneやiPadに搭載されているメッセージアプリです。SMSと同じアプリで利用しますので、メッセージの吹き出しの色でiMessageかSMSかを判断します。
iPhoneユーザー同士であれば、送ったメッセージが開封されると「開封済み」のチェックマークが表示され、各端末で既読状況を確認することができます。既読機能に加えて、メッセージの送受信時刻が表示されるため、受信者が何時に開封されたのかも合わせ確認できます。
しかし、この機能は受信先の端末が開封証明機能をオンにしてい場合のみ、メッセージの開封時刻が表示される仕様となっています。逆に受信者側がオフにしている場合は、開封時間が表示されることはありません。
一点、注意点としては、送信先の端末がAndroidや他のOSの場合はiMessageは利用できませんので、開封確認ができないことは覚えておきましょう。
iMessageで既読表示のオン・オフを切り替える方法
iMessageは既読表示の有無を個々の端末でオン・オフと切り替えて設定ができるので、開封状況を確認したい方は手順に従って設定していみましょう。
iMessageで既読表示のオン・オフを切り替える方法の手順は以下となります。
iPhoneの「設定」を選択
「メッセージ」を選択
「iMessage」を選択
「開封証明を送信」をオンにすれば、自分が確認したメッセージすべてに“開封済み”が表示されます。
またこのときオフにすれば、自分が確認したメッセージ全てが開封済みと表示されなくなり、既読したかどうかが相手に伝わらないようになります。
これらの設定はすべて一括で行うもので、個別に設定ができないことは覚えておきましょう!
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+メッセージの既読確認
+メッセージ(プラスメッセージ)は、携帯電話番号宛にメッセージが送れるサービスで既読確認ができるだけでなく、文字数も2,730字までの長文の送信ができます。
加えてLINEのように、動画や画像、スタンプ、位置情報をなどを送受信できるのが大きな特徴です。
このサービスは、2018年5月から大手キャリア3社(docomoやau、SoftBank)が共同提供され、2021年11月時点で、2500万人以上の利用ユーザーがいます。
iPhoneユーザーはアプリをダウンロードする必要があるものの、一部のAndroidユーザーは標準搭載で利用できます。
既読の確認方法は、メッセージの送受信を行うと「相手側でメッセージを受信済み」、「相手がメッセージを閲覧済み(既読)」というをチェックマークで確認できます。
そのため、既読されているかどうかを視覚的に送信者側でどのような状態であるのかを確認することができます。
+メッセージで既読表示のオン・オフを切り替える方法
+メッセージには、あらかじめ既読表示機能が搭載されています。とはいえ、既読表示するかどうか、オン・オフは自ら設定しなければなりません。既読表示の切り替えは、+メッセージのアプリから設定可能です。
<手順>
プラスメッセージのアプリを起動
アプリ内の「メニュー」を選択
マイページから「設定」を選択
「プライバシー項目」を選択
「メッセージ既読機能のオン・オフ」を選択して切り替える
送信者側と受信者側の双方が、メッセージの既読機能をオンに設定してはじめて利用できるというものです。
企業が送信するSMSでは既読確認はできるのか
ここまで個人利用におけるSMSの既読ついて説明してきましたが、ここからは企業でSMS送信サービスを利用する場合をご案内します。
SMS送信サービスを法人で利用する場合、メッセージの既読確認は個人利用と同じようにできませんが、企業が読んでほしいメッセージを読んだかどうかを確認することは可能です。
以下のような方法で確認を行います。
伝えたいことはSMS本文に入れず、本文にはURLを貼り付け、遷移先のLP(ランディングページ)で伝えたい情報(読まれたい情報)を記入します。
SMS本文に挿入するURLにはクリックしたかどうかを確認することができるURLを利用し、URLのクリック状況を確認することでメッセージの既読確認する方法です。
CM.comで提供しているSMS送信ツールでは以下を確認することができます。
SMSの配信状況(到達できたか否か)
SMS本文のURLをクリックしたか
誰がいつ何時にURLをクリックしたが
どんな理由でSMSが不到達だったのか
なお、CM.comの管理画面内ではSMSの配信結果は3ヶ月前までしか確認できないのでデータを管理したい方は当社が提供する顧客管理システムCDP(Customer data platform)もしくは毎月データを保存して管理するようにしましょう。
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なぜ企業はSMSを利用するのか
なぜ企業はURLでのメッセージ閲覧確認の方法を使ってまで、SMSを利用するのでしょうか。それは配信効果が高いためだと言われています。
到達率が高い
SMSは到達率の高さでも、他のダイレクトメッセージよりも秀でています。到達率の高さは、およそ98%。SMSであれば他のツールよりも、圧倒的な確率で相手のもとに届くといってよいでしょう。高い到達率を誇る理由は、以下になります。
1.大手キャリアから通信ネットワークから配信を行っている
CM.comのSMS配信サービスも国内大手キャリアのメッセージ配信網を利用し、到達率の高い配信を実現しています。
2.携帯電話番号は変更されにくい
携帯電話番号の変更は年々減ってきており、一度取得した番号に高い確率でSMSを届けられる可能性があります。
一方、Eメールアドレスは無料で簡単に複数作成できるため頻繁に変更する人も多くいますが、携帯電話番号を変える人は少ないことも、SMSの到達率が高いことに起因します。
変更されにくい理由には、MNP(携帯電話番号ポータビリティ)が浸透したことで、携帯電話番号を変えずに、既存で契約している携帯電話を新規で契約するキャリアに引き継ぐことができることも大きいです。
また若年層から高齢者までがスマホを持つ時代となってきため、年代問わずにSMSを送受信できます。
開封率が高い
携帯電話番号宛に送ることができるSMSは、TwitterやInstagram、Eメールなどから送られるダイレクトメッセージと比較しても開封率が高いサービスです。
調査を発表している会社によっては異なりますが、アメリカの調査会社によるとEメールの開封率は約10-20%と言われている一方で、SMSは開封率は80-90%以上あると言われております。その理由は以下になります。
1.ショートメールはポップアップする
SMSの開封率が高い要因のひとつとして、SMSは自動受信され、携帯電話上にポップアップ表示されることがあげられます。
設定で表示をオフにすることもできますが、デフォルトではオンになっているため、気づいてもらいやすいのです。
事実、ショートメール受信時に、ポップアップ表示されることもあり、「ついついテキストをクリックしてしまう」「なんでかわからないけど読んでしまう」という声もあります。
本人確認証やワンタイムパスワードで利用されるイメージが強いSMSですが、この視認性の高さを活かして、重要通知やマーケティングプロモーションなどでの利用が進んでいます。
2.メッセージが埋もれにくい
受信ボックスに溜まりやすいメールと異なり、SMSは埋もれにくいという特徴も開封率の高さに繋がっています。
1日に受信するSMSは数通といわています。またSMSは自動で迷惑メールへ振り分けられることもありません。そのため気づいてもらいやすいのです。
受信者は情報に簡単にアクセスすることができ、受信ボックスから必要な情報を探し出す手間もかかりません。
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送信したSMSを読んでもらうための注意点
企業から送ったSMSが既読される為には、いくつか約束事を守って配信する必要がありますので、下記の注意点を確認していきましょう。
企業名やサービス名、受信者の名前を挿入する
SMSは簡易的な文章をテキスト形式で配信できるメッセージサービスと活用されてきたこともあり、受信者に長文を送るとスパム・詐欺と疑われてしまいかねません。
そうならないように、企業から個人へ配信する際は、本文に企業名、宛名を差し込むなどして気をつけなければなりません。
本文で「誰から送られてきて」「誰宛に送っているメッセージなのか」を明確にすると信頼性の高いメッセージとして受け取ってもらえるでしょう。
事前に受信者に周知する
突然SMSを受信すると多くの人はそれが企業から本当に送られてきたのかウェブサイトやSNSで確認する傾向にあります。そのためにウェブサイトやSNSでSMSを送信する旨通知をすることで開封率を高めることができます。
この際、送信するSMSのすみれ はなりすましのできない電話番号(Softbank以外)・固定の番号(Softbank)にすることをお勧めします。
この設定はSMS配信サービス提供事業者が行いますので、利用の際に、電話番号で送信したいと伝えればOKです。詳しくはお問い合わせください。
SMSの類似サービス「+メッセージ」を利用する
+メッセージでは、2019年5月から企業がメッセージを配信することができるようになりました。公式アカウントを作成し、公式マークを表示して配信することが可能です。
画像やメルマガのような長文を配信することができ、双方向のやり取りも可能になっていますので、SMSよりも使い勝手の良いサービスです。
公式マークがつくので、受信者は信頼してメッセージを開封しますので、開封率を高めたい企業には最適なサービスです。発行には手続きと3キャリアの審査が必要となりますので、CM.comのお問い合わせください。
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企業でSMSやプラスメッセージを利用する方法
CM.comのサービスでは法人でSMSもプラスメッセージも利用できます。SMS、プラスメッセージを送信する場合には以下の3つの方法から選べます。
PCで管理画面から送信する
プラスメッセージはSMSと同じWeb管理画面から送信することができます。
機能は豊富で、サービス内容は文面の作成、一斉送信時の予約配信、送信先の電話番号リスト管理などを含み、メッセージ作成時から送信まで、送信後もメッセージの到達状況を確認できます。
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メール配信機能から送信する
メールアドレスにして利用しているメールから送信する方法があります。メールから送信をするサービスは判明している限りで弊社のみが提供しているサービスになります。
差出人メールアドレスをMailSMSの管理画面に登録すれば、例えば、GmailやOutlook、Salesforceのメール作成画面からEメールと同じように送信すればSMSが送信できます。
とても簡単に設定でき、すぐに利用開始できるので使い慣れたメールソフトから送信したいというお客様には最適なツールです。
システムにAPIを実装して送信する
APIを使用してシステムから送信することで、自社システムや利用しているシステムに連携してメッセージを配信できます。
例えば、自社で提供するCRMやWebサービス、SaaSなどとSMS配信APIを連携することで、自社顧客がSMSを送信できたり、予約完了後の確認通知や予約前日のリマインドメールなどとして活用できます。
合わせて電話番号宛に送信できるプラスメッセージを利用することで、双方向でのやりとりが可能となりますので、双方向専用のプラットフォームのご用意もございますのでお問い合わせください。
URLの遷移先も最適化することでさらに効果的な送信ができる
上述したように、法人でも個人でもSMSの既読を知ることができません。法人はSMSメッセージ本文にURLを挿入し、伝えたいことをそのURLの遷移先に挿入して開封率を測るとお話ししました。
このURLを既存のウェブサイトにする企業様もいますし、LPを作成する企業様もいらっしゃいます。
弊社はこのURLのリンク先のLPも簡単に作成できる「簡単LP広告作成ツール」という機能をMMCというパッケージサービスで提供しています。
難しい知識が不要でURLの飛び先のページが無制限に作れ、そのまま自動でSMSやプラスメッセージに挿入できます。
モバイルに特化したLPになるので、SEOなど気にする必要がないので全て画像を貼り付けるだけで作成できます。簡単にプロが作ったクオリティの高いウェブページを作ることができます。
この機能を活用してURLのリンク先のウェブページも最適化してお客様に伝えたい情報をきちんと、効果的に伝えることができ、SMS、プラスメッセージノ送信効果も高めることができます。
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SMS、プラスメッセージの既読状況を知り、有効活用!
個人で利用する場合、SMSに既読機能がないため、開封状況を確認できませんが、iMessage、+メッセージを利用することで、受信者が既読したかどうかがわかります。
一方、法人SMS配信サービスであれば活用の仕方でメッセージが読まれたかどうかを確認でき、プラスメッセージで既読を確認することができるをことを紹介させていただきましたので、以下のポイントを押さえておきましょう。
ポイント
SMSは既読状況を確認できない
個人でもiMessageと+メッセージは既読確認可能
法人はSMSサービスでは利用方法によってメッセージが読まれたかを確認可能、+メッセージは既読確認可能
SMS、プラスメッセージの既読状況を確認しながら効果検証をし、PDCAを回すことで効果的なマーケティングを行いましょう。
配信したメッセージが開封済みかどうかを確認したい方はCM.comのSMS送信サービスをご検討ください!