法人向けSMS送信サービスの企業活用場面
企業向けSMS送信サービスは、その高いメッセージ到達率と開封率により、顧客とのコミュニケーション、マーケティング、セキュリティ等の目的で、あらゆる業界・業種において多目的に活用されています。
BtoBやBtoCの企業がSMS送信サービスを活用する際にどのような場面でメッセージを送信できるか、以下で紹介します。
1:ウェルカムメッセージ
企業の顧客が製品・サービスの購入やお試し登録をしたタイミングで顧客に送信するウェルカムメッセージでSMSを利用しましょう。SMSを顧客の携帯端末に送信することで、端末からスムーズにサービスへアクセスできます。
例えば、WebやSaaS型のクラウドサービスを展開する企業であれば、無料トライアルプランに申し込みん顧客に、次のようなウェルカムメッセージを送ってみてはいかがでしょうか?
田中様
SaaSサービスです。今日から始まる14日間のトライアルプランでは、すべての基本サービスと〇〇が無料で利用できます。まずこちらからログインしましょう。
short.url/
シンプルですがサービス内容を明確にしている点や、リンク先に素早くアクセスできるようにリンクボタンを設置している点など、わかりやすく、親切さが感じられるウェルカムメッセージです。
2:セールやプロモーション
BtoC向けにブランドを展開している企業様であれば、季節ごとのセールや週末限定プロモーションなどにSMSを活用することができます。
販促やマーケティング施策での利用は、事前にオプトインを取得してることが配信条件となりますが、既に購入履歴があり、携帯電話番号を保有している顧客へのリピート施策はメールの6倍以上読まれるSMSは費用対効果の高い施策となります。
佐藤様
CMShopです。
【12月31日~1月3日に新春初売りセール】
過去最高の割引率にて新春セールを開催します。
お得なクーポンを以下のURLから獲得へ
short.url/
ご紹介したのは新春初売りセールでSMSマーケティングを活用する事例です。このマーケティング手法は、注目度の高い新製品の販売プロモーションにも応用することができます。
「お友達紹介キャンペーン」など、配信ターゲットに応じてSMS本文をアレンジすることで顧客の反応も変わってくるでしょう。
3:イベントやセミナーの案内
次は企業が主催するイベントやセミナーの案内でのSMSを活用する事例です。
BtoBサービスを展開する企業が既存・見込み顧客向けに主催する事例紹介やコラボセミナーなどの集客としても利用できます。またBtoCであれば、優良顧客向けのシークレットイベントや座談会の特別案内などの告知で利用できるでしょう。
山田様
本日開催「海外事例に学ぶ最新マーケティング戦略」のZooMリンクのご案内です。
開始時間は本日18時からとなりますので、URLから入室ください。
ZooM:short.url/
SMSはほぼリアルタイムで受信者に届くため、セミナーの情報を迅速に伝えることが可能です。特に直前の変更やリマインダーの通知により、参加を促すことができるでしょう。
4:緊急連絡や重要通知
SMSは企業情報の更新などのほか、顧客への緊急連絡手段としても活用できます。
特にコロナ禍においては緊急事態宣言に伴う施設の休業連絡や対応方針などを顧客・従業員にSMSで通知する企業も多く見受けられ、高い成果につながりました。
そのほかにも企業合併・連絡先の変更・システムメンテナンスのお知らせなどでSMS送信サービスは利用できるので、緊急時の備えとして導入しておきましょう。
【連絡先変更のお知らせ】
いつも(企業・サービス名)をご利用くださりありがとうございます。
この度、本社移転によりお問合せ先の電話番号が変更となりました。
【変更後】0120--お問い合わせの際にはお間違えのないようよろしくお願い致します。
SMSは開封率が高いとされています。そのため顧客に知っておいてほしい緊急事項などを連絡するにも適するツールです。
5:選挙やコミュニティの案内
選挙活動やコミュニティの案内に、SMSを活用することもできます。
公的な選挙の場合、有権者全体に確実に情報を届けることが重要となるので、SMSはその有効な手段となり得ます。
佐藤様
いつもお世話になっております。CM太郎です。
あなたの一票が未来を変えます。明日開催の〇〇選挙、投票時間は午前7時から午後8時までです。詳細はこちら: short.url/xxxx」
選挙関連のSMS送信は、各国・地域の法律や規制に従う必要があります。個人情報の取り扱いやメッセージの内容など、法令に違反しないように配慮しましょう。
6:予約のリマインダー
予約のリマインダーにSMS活用すると、キャンセル率の低下につながります。美容院やサロン、ホテル業界、病院などで取り入れられるでしょう。
【ご予約日時が近づいてきました】
田中様
5月15日の15:00にご予約をいただいております。ご予約の変更がございましたら、0120--までご連絡ください。なお、2日前までのキャンセルなら、キャンセル料は発生いたしません。ご来店を心よりお待ちいたしております。
顧客が予約したことを忘れている可能性もあるので、予約のリマインダーはむしろ親切な対応です。企業としても「うっかり」の予約忘れによるキャンセルを防ぐことにつながるので、リマインダーとしてのSMSを有効活用しましょう。
7:相談会の日程調整
企業が顧客との日程調整でSMSを送るのも有効です。
たとえば、不動産賃貸や投資物件の個別相談の日程調整でSMSを送信します。日程調整の連絡は、見込み顧客が適切に対応できる時間帯に送信することが好ましいです。
田中様
CM不動産でございます。
個別相談へ申し込み頂き誠に有り難うございます。
以下のURLからご希望の日時の選択をお願い致します。
short.url/xxxx」
SMSで日程調整を行う場合、期限を明確にし、顧客が何をすべきかを一目で理解できるように促すことで、アポイントを獲得しやすくなるでしょう。
8:支払督促や請求書の再通知
SMSの活用法には、支払いの督促や請求書の再通知にSMSを送信するといったこともあります。最近では自治体でも市税や国保税などの未納者にSMSを利用するケースも増えてきました。
【家賃未納についてのご連絡】
いつもお世話になっております。不動産です。
先月分家賃のお支払いが確認できていないため、ご連絡させていただきました。下記URLより、お支払いのご予定をお教えいただけませんでしょうか。よろしくお願いいたします。
URL
督促や請求書は郵送で送っても、開封されないことも少なくありません。まずはSMSを送信し、添付したURLのクリック状況を確認したうえで電話や訪問による督促を行ってもよいでしょう。
9:セキュリティコード
最近では、SMSを使ったセキュリティコードやワンタイムパスワードでの利用頻度も高くなってきました。主にクレジットカード会社やショッピングサイトなど、個人情報を扱う企業で活用されています。
確認コード:123456
このコードはほかの人には絶対に教えないようにしてください。
セキュリティコードの送信はシンプルなメッセージで構いません。初回であればログイン画面にリンクするURLを添付すれば、利用者にも親切なサービスになるでしょう。
10:従業員への連絡
業務報告などの連絡ツールとしてSMSを活用する方法もあります。SMSを使えば相手の状況を気にすることなく、いつでも業務連絡できるようになります。
【シフト変更】明日、6月19日にさんが欠勤となりました。明日の出勤は可能でしょうか?下記のURLから出勤の可否を入力できるので、回答をお願い致します。URL
SMSは顧客向け以外にも社内での連絡ツールとしての活用法もあります。開封率が高く、通知が埋もれにくいという利点を有効に活かしましょう。
11.NPSやアンケート
企業から顧客に送信するWebアンケートやNPSへの回答をSMSで依頼するのは効果的です。
SMSは配信後にすぐに読まれる傾向があるため、短いアンケートであればすぐに回収することができます。合わせて、SMSは送信数、到達率、クリック率なども測定できるため、アンケートの効果を分析し、改善策を考えることができます。
田中様
〇〇社です。いつも当社サービスを利用いただき誠にありがとうございます。
新製品についての短いアンケートにご協力いただけますと幸いです。
回答期限は6/10(金)です。
short.url/xxxx
SMSはアンケートの回収に非常に有効なツールとなり得ます。
ただし、SMSの使用は個人情報の保護やプライバシーの観点から適切に行うことが重要です。法令や規則に遵守し、受信者の許可を得てからSMSを送信するようにしましょう。
CM.comのSMS送信サービスを利用した企業事例
こちらでは、CM.comのSMS送信サービスを活用した事例を紹介します。
今回は、株式会社ビヨンドボーダーズは6倍のコンバージョン達成、株式会社スタンドケイは業務効率化とコスト削減に成功した2つの企業事例を紹介します。
1.SMSでメールの6倍のコンバージョンを獲得
海外不動産売買事業を国内外で展開している株式会社ビヨンドボーダーズは、CM.comが提供するSMS送信サービス「MMC」を利用し、メールの6倍のコンバージョンを達成しました。
従来のSMS配信施策ではターゲット属性に最適化されていないLP(ランディングページ)を案内をできていなかったため、コンバージョンとなる個別相談会への申し込みが得られていませんでした。
CM.comが提供するランディングページ制作ツールを使用して、ターゲットの属性に合わせたランディングページと、個別相談会に申し込みやすいフォームを作成し、施策を行ったところ、24時間で5件の個別相談会への申し込みを獲得することに成功しました。
重要なポイントは、SMSの受信者が本文中のリンクからLPをクリックし、ターゲットの属性に適した内容を提示したうえで、個別相談会への申し込みがしやすいフォームを作成したことです。
売上に繋げるためのコンバージョン獲得で成果を出したい企業にはおすすめな販促・マーケティン手法です。
2.EメールからSMS配信で業務効率化を実現
BtoC向けに複数店舗でアウトドアに関するサービスを提供する株式会社スタンドケイ社では、CM.comが提供するCM.comが提供するメールからSMSを送信できる「MailSMSプラス」を利用し、SMS配信業務の効率化を実現しました。
一般的なSMS配信サービスでは、Web管理画面にログインしてSMSを送信する必要がありますが、MailSMSプラスを利用すれば、各店舗の差出人メールアドレスを登録するだけで、普段使用しているメールソフトから直接SMSを送信することが可能となります。
さらにMailSMSプラスではメール本文をそのままSMSとして送れるだけでなく、メール本文がSMSの文字数制限を超える場合は本文をLPに自動遷移できます。
顧客に送るメールの内容をそのままSMSで伝えることができるため、SMSの670文字という文字数制限にもかかわらず長文の配信が可能であり、また、SMS配信コストの削減も実現できるという利点があります。
法人向けSMS送信サービスならCM.comの利用を!
SMS送信サービスの活用方法はいかがでしたでしょうか?
SMSはウェルカムメッセージ、マーケティング、セミナーや選挙の案内、日程調整、アンケート回収など、様々な場面で利用可能です。
また、開封率が高く、結果が測定可能なため、効果的なコミュニケーションツールとなります。企業は自社のニーズに合わせてSMSを活用し、顧客とのコミュニケーションを強化することができます。
CM.comでは様々な形式でSMS配信を行えますので、各種ニーズに応えられるSMS送信サービスをご提案させていただいておりますので、問い合わせフォームからご連絡くださいませ。