前のアイコン 記事一覧へ
2024年1月13日
2分間で読了できます。

DM(ダイレクトメール)とは?メリットや効果的に送る方法を紹介

郵送・DM(ダイレクトメール)は、企業が直接法人・個人へハガキや封書で案内を送付するダイレクトマーケティング手法の一つです。オンラインでのマーケティングが増えているなか、改めて紙媒体であるダイレクトメールに注目が集まっています。そこで本記事では、ダイレクトメールのメリットやデメリット、効果を上げるコツを解説します。

CM.com Japan株式会社
CM.com Japan株式会社,
マーケティングチーム

DMからSMS送信サービスでアプローチへ!

DM(ダイレクトメール)とは

郵送・DM(ダイレクトメール)とは、企業から個人宛に送られる郵便やハガキ、カタログのことで、「DM(ディーエム」と略して呼ばれることが一般的です。

DMは、新規顧客の獲得、既存顧客やリピーターへのアプローチに用いられ、営業や宣伝を目的としたダイレクトマーケティングの施策の1つとなります。

最近では、携帯電話番号宛に送るSMS配信サービスをDMの代わりに送信する企業も増えているので、改めてDMの種類や効果的な配信方法を確認して行きましょう。

※TwitterなどのSNSで用いられる「DM」はダイレクトメッセージの略称で、ダイレクトメールとは異なります。


DM(ダイレクトメール)の主な種類

郵送・ダイレクトメール(DM)にはさまざまな種類があり、中でも代表的なものとして郵便、ハガキ、レター、FAXなどがありますので、それぞれの特徴をご紹介いたします。


郵便

郵便は、見込顧客の住所宛にはがきやレター(封筒)などを使用して直接情報を届ける方法です。

より多く情報を届けたい場合は商品カタログやクーポンなどを同封したものを送ることもあります。


FAX

FAXでニュースレターやチラシなどを送る方法です。

企業あてに送る場合は、FAXがある企業に一斉にダイレクトメールを送ることができるため商品情報や企業情報などを一気にお知らせすることが出来るのが特徴です。

一方で一般家庭あてに送る場合は、自宅内に届いて目に留まりやすいという点が特徴です。


関連リンク



DM(ダイレクトメール)のメリット

ダイレクトメールのメリット

続いて、郵送・DMのメリットについて見ていきましょう。ダイレクトメールには多くのメリットがありますので、メリットをよく理解して状況に合わせて利用することができれば、より効果的なアプローチとなる可能性もあります。


インパクトのあるクリエイティブにできる

ハガキや封書で手元に届けられるダイレクトメールは、クリエイティブの形や量を自由に選べるメリットがあります。

メールのようにテキスト情報だけではなく、視覚や触覚、嗅覚など全身で体験できるので、受け取る人の印象に残りやすく、保存性も高いツールです。

さらに、封筒を箱型にする、商品サンプルを封入するなど、顧客が手に取った際にインパクトを与える工夫も可能です。

関連リンク

【解説】LP作成ツールで問い合わせフォームを作るには?

【必見】LP制作を画像だけで作ってみたら超簡単だった


WEBではリーチできない層にアプローチできる

ハガキやレターによるダイレクトメールは、生活や仕事であまりインターネットを使わないようなターゲットへもアプローチが可能です。

特に、スマホやパソコンなどを日常的に利用しない高年齢層がターゲットに含まれる場合は有効的でしょう。

オフラインを活用したダイレクトメールであれば、はがきやFAXなど紙媒体でシンプルにメッセージを届けることが可能です。

普段Webを利用しない人、あまりスマートフォンのメールを見ない人にも、住所がわかれば情報を確実に届けられます。

開封してもらいやすくなる

オフラインのDMは、デジタル媒体よりも開封率が高いと言われています。

例えば、メールマガジンの開封率は平均で17.16%(コンスタント・コンタクト社の2020年の調査)、DMの閲読率は79.4%(一般社団法人日本ダイレクトメール協会が行った2018年の調査)でした。

DM(ダイレクトメール)のデメリット

ダイレクトメールのデメリット

郵送・DMにはメリットだけなく、デメリットもあります。デメリットを理解した上で利用方法を検討すれば、郵送・DMを使いこなすことができるでしょう。

時間やコストがかかる

インパクトのあるクリエイティブにできる一方で、ダイレクトメールの制作には時間やコストがかかります。場合によっては制作会社や印刷会社への外注が必要です。

製作費に加えて、郵送費用もかかるため、顧客1人あたりのリーチ単価だけで見ると、Web広告よりも割高になる点はあらかじめ理解しておく必要があるでしょう。

コスト削減の工夫はさまざまですが、広告郵便物として承認を得る事ができれば、郵送料の8%~44%の割引を受けることができます(割引は条件による)。

リアルタイムな運用改善ができない

ダイレクトメールでは、施策ごとに郵送物を制作し発送するプロセス上の特性から、クリエイティブや送付先を柔軟に変更することができません。

広告を配信している間も自由に配信先やクリエイティブが変更できるWeb広告(運用型広告)とは異なり、効果測定はダイレクトメールの送付が完了して、レスポンスが確認できるまで待つ必要があります。

顧客データを最新の状態に管理しておく必要がある

特定の住所宛に送るダイレクトメールは、送付対象となる顧客データを自社で管理する必要があります。あらかじめ氏名・住所をデータベース化しておかなくてはなりません。

これらの顧客データが古いままだと、せっかく費用をかけて送付しても宛先不備で顧客に届かないリスクがあります。

ダイレクトメールを効果的に運用するためには、日常的に顧客データを最新の状態に保っておくことが大切です。

また、個人情報を提供してもらう際は、ダイレクトメールを送ることに対して同意を得なければいけません。

同意なく勝手にダイレクトメールを送ることは、個人情報保護法によって禁止されています。集めた顧客情報はすべて「個人情報」として扱わなければいけないので、管理面においても手間がかかります。

DM(ダイレクトメール)の効果を高める方法

ここまで郵送・DMのメリットとデメリットなどを解説してきました。次に、具体的には効果があるのかをご紹介します。


特別感のあるクリエイティブにする

企業から個人宛におくるDMでは、自分宛てに送られていることを感じられるように特別感を演出しましょう。

DMはたくさんの数を発送するため、全体に対して制作してしまいがちです。しかし、手に取ってくれた人、一人ひとりに対して、自分に対して送られたメールだと感じるさせることが大切です。

大量に送るDMの場合は難しいかもしれませんが、一筆だけでも手書きの文章を添えるとさらに気持ちが伝わります。小規模ビジネスを行なっている人におすすめの方法です。

個別対応が難しい場合でも、内容を考える際はより具体的なペルソナ設定を行いましょう。ペルソナをイメージすることで、より興味を持ってもらえる情報や表現を選択することができます。

関連記事:

パーソナライズド広告とは?求められる理由や事例を紹介

パーソナライズド広告で意識すべきKPI・理想となる目標値とは?


レスポンスデバイスを同封し効果測定する

DMには顧客からの反応がわかるよう「レスポンスデバイス」を用意し、同封します。レスポンスデバイスとは、ダイレクトメールを受け取った顧客がコンバージョンする際に利用する手段やツールのことです。

例えば、返信用ハガキや、申し込み用のFAX用紙、Webページ上の入力フォームにアクセスできるQRコードなどがあります。

レスポンスデバイスを同封すれば、DMの反応率を可視化できるため、Web広告と同様に費用対効果を見ながら施策のPDCAを回せます。


開封率・反応率の適宜確認し、より効果のあるダイレクトメールを作成する

ダイレクトメールを送るだけで終わってはいけません。

ダイレクトメールの効果をさらに向上させるためにも開封率や反応率をチェックして、今後ダイレクトメールを送る際の対策を立ててよりより効果的な販促を促しましょう。

送付先のリストを定期的に更新する

ダイレクトメールを送る際は内容だけでなく「誰に送るか」も重要になってきます。なぜならば、闇雲にメールを送っても全く開封されなかったりしては送った意味がないためです。

そのようなことにならないためにも送付先にメールが届いているか・開封率はどうなっているのかなどを確認して定期的に顧客リストの更新をしましょう。そうすることでより高い効果が得られるようになります。

DM(ダイレクトメール)の効果をSMSを併用して使う

SMSのサンプル02

オフラインでの郵送・DMは、オンラインのメールマーケティンングツールと組み合わせることで効果を高めることができます。

例えば、ダイレクトメールでレスポンスがあった顧客に対し、興味がある分野の情報をSMSで送ったり、SMSで見込み顧客にメッセージを送ったりという方法です。

また、郵便でDMで送っても住所変更をしており宛先不明で戻ってきてしまうリスクがあります。

一方、携帯電話番号を宛先にして送るSMSは到達率が高いツールです。なぜなら、携帯電話番号はナンバーポータビリティの登場後、変更する人は少なくなったためです。

CM.comが提供するSMS送信サービスを利用すると多数の顧客にSMSを一斉配信できます。SMSは開封率も高く、送信したらすぐに相手に届くのもメリットです。

すぐに伝えたい情報があるときに高い確率で伝わるので効果が上がりやすいでしょう。

DM(ダイレクトメール)の代わりにSMSを始めよう

郵便やDMは、クリエイティブ次第で話題にもなるマーケティング手法です。しかし、内容にこだわりすぎるとコストがかさむという問題もあります。

オフラインかオンラインか、ではなく双方をうまく使い相乗効果を高めるようにしましょう。

SMSは、そもそもDMをあまり活用したことがない方や、特に若者向けに訴求をしたい方には非常におすすめできる形式になります。

世界50,000社以上の導入実績を持つ弊社では、SMS(ショートメッセージサービス)とLPを使って、DMの代替となる「Mobile Marketing Clould」を提供しております。ご興味のある方はぜひ、以下からお問い合わせください。

簡単操作で効果的なDMが送れるSMS配信サービス「Mobile Marketing Cloud」の利用を!

この記事を共有する
CM.com Japan株式会社
CM.com Japan株式会社,
マーケティングチーム

CM.comは企業向けにSMS送信サービス、SMS配信・認証API、+メッセージ(RCS)、WhatsApp Business、メール配信システムなどを提供しているグローバルカンパニーです。当社プラットフォームを利用することで顧客セグメント、ターゲティング、LP・フォーム制作、配信分析などマーケティングやDXに求められることを実現できます。

最新記事

SMS Customer Service
Dec 03, 2024 • SMS

インサイドセールス、営業に役立つ!購買意欲の高い顧客と適切なタイミングで連絡を取る方法

近年、顧客が電話にも出ない、メールも見られないケースが多く、営業手段に頭を悩ませている企業が多いのではないでしょうか。同時にIT化が進み、ITを使ってできることが増えてきています。このブログではCM.comが提供するITの仕組みを使ったツールで購買意欲の高い顧客と最適なタイミングで連絡を取る方法をご紹介します。

hero-17-sms-customer-service-templates-to-use-today
Oct 01, 2024 • セキュリティ

SMS認証とは?メリットデメリットとSMS認証サービスの選定ポイントを紹介

近年、SMS認証は、さまざまなWebサービスやモバイルアプリを使用する際の本人確認の手段として活用されています。 携帯電話番号宛にSMSで送信される認証コード(確認コード)は、本人確認を目的とした二段階認証の一つです。 企業がSMS認証を導入する場合、APIでシステム連携する必要があります。 本記事では、SMS認証の解説と、メリットデメリット、SMS配信事業者の選定ポイントをご紹介します。

drive-engagement-and-convert-your-conversations-with-whatsapp-carousel
Jul 24, 2024 • WhatsApp

WhatsApp Businessで海外マーケティングを効果的にする方法

世界で最も利用されているメッセージングアプリであるWhatsAppの企業公式アカウントであるWhatsApp Businessをマーケティングで活用する際に顧客とのコミュニケーションを強化し、マーケティング効果を上げる機能をご紹介。

blogimage-sign-verzekeraar
Jul 22, 2024 • SMS

SMSをメールアドレスで送れる?メールソフトから送信できるサービスのメリットと利用方法を紹介

SMSをメールアドレス形式で送れたら簡単なのに。メアドが間違っていたときにショートメールを送りたい。 そんなときにGoogleのGmail、WindowsのOutlook、Thunderbird、YahooメールなどからSMSを送ることができたら企業では便利ですよね。 今回はふだん利用している差出人メールアドレスからSMSを送信できる法人向けのサービス、MailSMSを使用したSMSの送り方を紹介します。 このサービスはCM.comでアカウントを開設し、メールアドレスを登録するだけで、誰でも簡単にメール形式でSMSを送信できるのでぜひお試しください。

drive more automotive sales
Jun 09, 2024 • SMS

SMSで写真や画像は送れない?携帯電話番号宛のメッセージで画像を送信する方法と法人利用で画像を活用するメリットを解説

SMSで写真や画像を送ることはできるのか?送信できない場合に送る方法は別にないのかと、探している方は多いのではないでしょうか。今回はSMSから写真や画像が送れない?と困った時にSMS類似のサービスやSMSに添付して送信方法、また法人でSMSに画像を送付するメリットを紹介します。

RCS vs. SMS Messaging
Mar 27, 2024 • SMS

GmailからSMSを送信したら超簡単だった【事例付き】

GmailからSMSを送れないかな。到達率・開封率が高いショートメールを自社でも使ってみたいと思っても、実際のところ、「ツールの使い方を新たにキャッチアップするのがちょっと面倒」「他にもCRMツールを色々使っているし、これ以上ID/パスワードを社内で浸透させるのも地味に大変...」と二の足を踏んでいる方も多いのではないでしょうか。 本記事ではMailSMSを利用し、GmailからSMSを送信する方法を紹介します。

acquisition-chatbots
Mar 27, 2024 • SMS

SMSをURL付きで送信するには?事例やデメリット、SMS送信事業者の選び方

「SMSをURL付きで送信するメリット・デメリットが知りたい!」 「企業がSMSをURL付きで送信する目的は?」 このようなことが気になっているビジネスマンの方もいらっしゃるのではないでしょうか。 SMS(ショートメールサービス)は、新たな商品やサービスを紹介したり、販売促進を行ったりする際に活用が可能です。 非常にシンプルなUIで短文をメインに据えたメッセージを送信でき、顧客データを管理しながら、絞り込んだターゲットに対して訴求を行えます。 本記事では、そんなSMSをURL付きで送信するメリットやデメリットなどを解説します。 ぜひ最後までご覧ください。

sms-marketing benefit
Mar 15, 2024 • SMS

SMSを中国に送信するための方法と注意点を紹介

企業が中国にSMS送信するためには、中国へSMS送信ができるSMS送信事業者のサポートを得ながら適切な手続きを踏まなければなりません。CM.comは中国支店を有し、大手企業の配信実績もあることから、中国へSMSを届けることができます。これまでの経験をもとに、この記事では企業が中国の携帯電話端末にSMSを送信する方法を紹介します。

automatizacion-comercio-electronico
Feb 07, 2024 • SMS

セールスフォースのメール配信機能からSMSを送信する方法

セールスフォース(Salesforce)で管理している顧客データをもとにSMS(ショートメッセージ/ショートメール)を配信できたら便利ですよね。 しかし、セールスフォースのプラットフォームからSMSを配信するにはAPI連携かappexchangeの利用で開発の手間がかかります。 CM.comのメール配信機能からSMSを送信できるMail SMSを利用することで、特段な開発を必要とせずにメールと同じ手順でSMSが送信できます。 今回は、セールスフォースを活用してSMSを簡単に送る方法をご紹介します。

Is this region a better fit for you?
Go
close icon