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2023年4月14日
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パーソナライズドマーケティングのメリットや注意点とは?

インターネットの普及により、顧客による購買行動の多様化が進んでいます。 そんな昨今の状況下で、“パーソナライズドマーケティング”が注目を集めていることをご存じでしょうか。 そこで本記事では、パーソナライズドマーケティングの意味からメリットや注意点、活用方法までを紹介します。 顧客のニーズに合わせて、情報をお届けしたいとお考えのご担当者様は、ぜひ最後までご覧ください。

CM.com Japan株式会社
CM.com Japan株式会社,
マーケティングチーム
目次
  • パーソナライズドマーケティングとは
  • パーソナライズとは
  • パーソナライズドマーケティングのメリット
  • メリット①潜在顧客への効果的なアプローチができる
  • メリット②既存顧客からの信頼度の向上が見込める
  • パーソナライズドマーケティングの注意点
  • 注意点①必要な情報のみ発信する
  • 注意点②情報を偏らせすぎない
  • 注意点③提供できるサービスを増やし、効果を最大化する
  • パーソナライズドマーケティングの活用例
  • パーソナライズド広告
  • ECサイトにおける商品のレコメンド表示
  • SNSにおけるパーソナライズ表示
  • パーソナライズドSMS
  • CM.comのMMCで効果的なパーソナライズドマーケティングを
  • 顧客一人ひとりに合った情報を届けられるパーソナライズドマーケティングを取り入れよう

パーソナライズドマーケティングとは

パーソナライズドマーケティングとは、「顧客一人ひとりの属性や嗜好、購買や行動の履歴に合わせて、最適な情報やサービスを提供するマーケティング手法のこと」を指します。

従来はテレビCMをはじめとする、大衆に向けて一括で情報を配信することができるマスマーケティングが主流でした。

しかし昨今は、顧客のニーズが多様化しているため、マスマーケティングだけでは十分な効果を得ることが難しくなってきています。ここで登場するのが、先ほど説明したパーソナライズドマーケティングです。

パーソナライズドマーケティングの目的は、個人の嗜好や背景に合った情報やサービスを提供することです。顧客一人ひとりに最適なアプローチを行うことで、企業は顧客満足度の向上や購入機会の増加などのメリットを得られます。

また、企業側だけでなく顧客側も、自分にとって有益な情報を得ることができるので、両者によい影響をもたらします。

パーソナライズとは

パーソナライズは、「個人的なものにすること、個人に応じて変更したり作り変えたりすること」という意味です。

マーケティング用語として使用されることが多く、その場合は「企業が顧客の属性や趣味、嗜好さらに行動データ履歴といったデータに合わせて情報提供すること」を指します。

最も身近な事例をあげると、通販サイトを見ているときに、欲しかったものが「おすすめ商品」として表示されるようなことです。これは事前入力した情報をもとに、サイト側が顧客に合った商品を個別最適化して紹介する仕組みとなります。

このようにパーソナライズは、個々のニーズに合わせたものを提供することで、顧客から企業への愛着や信頼、親しみを意味する顧客ロイヤルティを高める狙いがあります。

パーソナライズドマーケティングのメリット

パーソナライズドマーケティングについて、大まかにご理解していただけたと思います。それでは、パーソナライズドマーケティングの2つのメリットをみていきましょう。

メリット①潜在顧客への効果的なアプローチができる

1つ目のメリットは、潜在顧客への効果的なアプローチです。潜在顧客は、「まだ自社の製品やサービスを知らない見込み顧客のこと」を指します。

そのため、自分自身のニーズを把握していない状態にあります。これを潜在ニーズといい、この段階で適切なアプローチができなければ購買につながる可能性が極めて低いです。

しかし、パーソナライズドマーケティングを導入することで、一人ひとりに合った情報を届けられると同時に、顧客のニーズを知ることができます。

なぜ、顧客のニーズを把握することができるのかというと、パーソナライズするために、顧客情報の収集や分析に注力するからです。

潜在顧客を獲得するためのアプローチ方法にお悩みの際は、ぜひパーソナライズドマーケティングを取り入れてみてください。

メリット②既存顧客からの信頼度の向上が見込める

2つ目のメリットは、適切なタイミングで情報を発信することによる、既存顧客からの信頼度の向上です。

ここでいう適切なタイミングとは、「ちょうどほしいものがある」と顧客が思うくらいのタイミングのことです。

このタイミングを見極めるためにも、顧客データや、実際に商品やサービスをご購入してくださった顧客からのフィードバックは欠かせません。また、これらを活用することで、顧客の要望に沿った商品を展開することも可能です。

顧客との関係性を強固にし、 顧客ロイヤルティを高め企業の成長を促していきましょう。

パーソナライズドマーケティングの注意点

パーソナライズドマーケティングを成功させるためには、注意しなければならない点もあります。3つの注意点をそれぞれ紹介します。

注意点①必要な情報のみ発信する

1つ目の注意点は、必要な情報のみ発信することです。顧客にとって、すでに必要のない情報を発信しても意味がありません。

たとえば、最近スマートフォンを買った人に対して、スマートフォンの購買を促すような発信をしても意味がないことがほとんどでしょう。

また、同じようなメールばかり届けば、しつこいと感じる顧客もいます。似たような内容のため、わざわざ開く必要もなければ、大切なメールを見逃してしまう可能性もあります。

なにより、信頼度の低下につながりかねません。顧客が必要としている、よい情報の発信を心がけましょう。

注意点②情報を偏らせすぎない

2つ目の注意点は、情報を偏らせすぎないことです。パーソナライズドマーケティングでは、過去に閲覧した情報などが活用されています。

たとえば、過去に閲覧したブランドの洋服が、広告として表示されているのを見たことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

便利と感じる一方で、同じような広告ばかりだと見飽きてしまいますよね。そのため、過去に閲覧していたからといって、むやみやたらに同じ広告を流すことは控えたほうが賢明です。

発信する情報が偏れば、顧客が嫌悪感や不信感を抱くことも考えられます。顧客データやフィードバックなどを参考に、適切な情報を発信して、偏りを未然に防ぎましょう。

注意点③提供できるサービスを増やし、効果を最大化する

3つ目の注意点は、提供できるサービスを増やし、効果を最大化することです。提供できる商品やサービスが少なければ、効果は限定的になります。

数多くの選択肢から、顧客に合ったものを提供することがパーソナライズドマーケティングの特徴です。しかし、選択肢が少なければ、一人ひとりに適したものを選択することが難しくなります。

そのため、提供できる商品やサービスが少ない場合は、パーソナライズドマーケティングを導入するかどうかを慎重に検討しましょう。

パーソナライズドマーケティングの活用例

ここでは、パーソナライズドマーケティングの活用例を4つ紹介します。パーソナライズドマーケティングの導入をお考えの際は、ぜひご参考ください。

パーソナライズド広告

1つ目の活用例は、パーソナライズド広告です。パーソナライズド広告とは、「検索履歴や閲覧履歴をもとに、一人ひとりに最適化した内容が配信される広告」のことです。

パーソナライズド広告は、顧客一人ひとりが興味を持ちそうな広告を配信する仕組みのため、クリック率や購入につながる可能性が高まります。

また、顧客の関心度によって届く情報に変化があるので、個々に有益な情報をお届けすることもできます。

ECサイトにおける商品のレコメンド表示

2つ目の活用例は、ECサイトにおける商品のレコメンド表示です。

商品のレコメンド表示は、「Webの閲覧履歴や購入履歴などのデータをもとに、おすすめの商品を表示する仕組み」を指します。

Amazonなどの通販サイトで買い物をしている際に、購入したものの関連商品が表示されるのをご存じですか。あれは、顧客が必要とするであろうものをECサイト側が提示することで、購買の機会を増やす意図があります。

また、顧客側にもメリットがあり、買い忘れの防止や、ほしいものを探す時間を削減することができます。

SNSにおけるパーソナライズ表示

3つ目の活用例は、SNSのパーソナライズ表示です。

SNSにおけるパーソナライズ表示とは、「ユーザーが過去の投稿に対して行った『いいね』やコメントなどをもとに、興味がありそうな投稿を優先的に表示する」ことです。

Instagramでよく見ている人の投稿が、なぜか頻繁に表示されるとお気づきになられた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

これは、Instagramのアルゴリズムによって、ユーザーの関心が高い順番に投稿が表示されるからです。投稿だけでなく、おすすめのユーザーや広告などもこれと同じ表示方法がとられています。

さまざまな情報が溢れるSNSで、興味のない投稿ばかりが表示されればユーザー離れが絶えないでしょう。そのため、SNSではパーソナライズ表示を取り入れ、ユーザーの満足度向上に努めているのです。

パーソナライズドSMS

4つ目の活用例は、パーソナライズドSMSです。パーソナライズドSMSは、「パーソナライズされた広告を、SMSで配信する方法」を指します。

以前まではパーソナライズドメールが主流として使われていましたが、最近では、その効果を最大化したパーソナライズドSMSが注目を集めています。

それはSMSのほうが、メールよりも開封率や到達率が高いからです。SMSのメリットを利用して、オンラインチラシや購買意欲をそそるようなキャンペーンを告知するなど、さまざまな活用方法があります。

CM.comのMMCで効果的なパーソナライズドマーケティングを

MMC(Mobile Marketing Cloud)とは、Email・SMS送信サービスに特化したマーケティングツールのことです。難しい知識不要で誰でも活用できます。

MMCの特徴は以下となります。

誰でもパーソナライズドマーケティングを最大限活用できるサービスなので、ぜひご利用してみてください。

顧客一人ひとりに合った情報を届けられるパーソナライズドマーケティングを取り入れよう

パーソナライズドマーケティングについて、いかがでしたでしょうか。

近年、さまざまな情報があふれ、必要な情報を探すことすら難しくなっています。それだけでなく、購買行動の多様化も課題です。

今までのマーケティング手法では、対応することが困難といわれているなか、パーソナライズドマーケティングは世の中を大きく変化させています。

パーソナライズドマーケティングの効果を最大限に引き出すためにも、弊社のMobile Marketing Cloudを活用したパーソナライズド広告の制作や、SMS送信サービスを試してみてはいかがでしょうか。

難しい知識不要で誰でも活用できるので、ご興味のある方はぜひお問い合わせください。

顧客へのメール、SMSなどをパーソナライズド化していきたい方はぜひCM.comへご相談ください。

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CM.comは企業向けにSMS送信サービス、SMS配信・認証API、+メッセージ(RCS)、WhatsApp Business、メール配信システムなどを提供しているグローバルカンパニーです。当社プラットフォームを利用することで顧客セグメント、ターゲティング、LP・フォーム制作、配信分析などマーケティングやDXに求められることを実現できます。

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