リマーケティング広告とは?
リマーケティング広告とは、一度自社のWebサイトに訪れたユーザーに対し、広告表示をすることで再アプローチをする追跡型の広告です。
一度Webサイトに訪れたものの離脱したユーザーは、自社の商品やサービスに興味を持っている可能性が高く、そのようなユーザーにアプローチすることで再度購入を検討をしてもらう狙いがあります。
「リマーケティング」とはGoogleの機能名であり、Yahooの場合は「サイトリターゲティング」と呼びます。この記事では総称して「リマーケティング」と呼びます。
リマーケティング広告の種類
リマーケティング広告にはおもに以下5つの種類があります。
標準のリマーケティング
動的リマーケティング
動画リマーケティング
検索広告向けリマーケティングリスト
標準のリマーケティング
Webサイトに訪れたことがあるユーザーに、Webサイトの広告枠を利用し、テキストやバナー形式で配信する広告です。
動的リマーケティング
ユーザーが過去にWebサイトで閲覧した商品や、関連性の深い商品の情報を含んだ広告をカスタマイズして表示する方法で、「パーソナライズリターゲティング広告」とも呼びます。
単に自社の広告を表示するだけでなく、ユーザーの興味関心があるものを表示させるため、購買につながりやすい機能です。
動画リマーケティング
自身のWebサイトに設置した動画を試聴したり、自社のYouTubeチャンネルページに訪れたりしたユーザーを追跡し、その後、広告ネットワークの動画やWebサイト、アプリを閲覧している際に動画広告を表示させます。
動画のフォーマットがある媒体であれば、Youtube以外でもFacebookやLINE、Instagram、Twitterなどにも対応可能です。テキストやバナーで表示する広告よりも、コンバージョン率や認知度のアップを期待できます。
検索広告向けリマーケティングリスト
自社のWebサイトを訪問したことがあるユーザーが、検索エンジンやパートナーサイトで検索を行っている時に広告を表示する方法です。コンバージョンへ至らなかったユーザーが情報を探しているタイミングで、再訪問を促します。
また、ECサイトであれば、一度はカートに商品を入れたものの購入や申し込みに至らなかったユーザーが、再度同じキーワードで検索した際に上位表示させるといった設定もできます。
関連リンク
顧客リストに基づくリマーケティング
カスタマーマッチという機能を使って、広告主が持つ顧客の連絡先情報をもとにユーザーリストを作成し、それらのユーザーに対して広告を表示させます。
利用するには利用金額やポリシー遵守の実績などの条件をクリアする必要があるので事前に確認しましょう。
リマーケティング広告のメリット・デメリット
リマーケティング広告のメリット・デメリットを紹介していきます。
メリット
リマーケティング広告のメリットは、見込み客への再アプローチができることです。1度自社サービスに接触しており、無接触のユーザーと比較して購買意欲が高いと予想されるユーザーにアプローチできるため、コンバージョン率が高くなるでしょう。
また何度も広告表示をさせることにより、購買意欲を高める効果も期待できます。ターゲットを絞って配信するため、興味のない人への配信を制限でき、無駄な広告費を削減できます。
結果として、効率的な広告配信が可能になり、費用対効果の向上が見込まれるでしょう。
デメリット
リマーケティング広告は一度Webサイトに訪れたことのあるユーザーをターゲットにしているため、新規顧客の開拓には向いていません。
また、何度も同じ広告を表示させることにより、ユーザーに不快感を与えてしまう恐れもあります。商品や企業のイメージダウンを防ぐには、「フリークエンシーキャップ」を利用するとよいでしょう。
同じユーザーに対して、一定の期間内に広告が表示される上限回数を設けることで、適度な頻度でのアプローチが可能になります。さらに、見込度の低いユーザーへの広告表示を減らし、無駄なクリック(費用)を防ぐ効果も期待できます。
リマーケティング広告をMMCで運用する方法
CM.comが提供するMMC(Mobile Marketing Cloud)には、デジタル広告で行っていたリマーケティング広告のデメリットを補う効果があります。
MMCは、メール配信・SMS配信に特化したツールで、簡単にパーソナライズド広告が作成でき、セグメンテーションマーケティング、マーケティングオートメーションを行うことができます。
MMCを使うと顧客データのセグメンテーション、セグメントした顧客向けのLP広告の作成、制作したLPをターゲット群へ確実に届けることができます。
見込み顧客をセグメント
リマーケティング広告は、見込み顧客をセグメントするところから始まります。顧客セグメントを行うには、自社で利用しているCRMやCMSなどから顧客データを抽出する必要がありますが、MMCに含まれるCDPを使用することもできます。
Customer Data Platform(CDP)では、マーケティングオートメーションや顧客管理、セグメンテーションマーケティングなど多くのことが可能になります。
選別した顧客向けのLPを制作
見込み顧客をセグメントしたら、それぞれに向けてLPを作成します。
MMCに含まれるpagesという機能を使えば、画像や動画データをドラッグ&ドロップするだけで、プロが作成したようなLPを5分で作ることができます。
実際にLPを作成している場面はこちらでご覧いただけます:
到達率の高いSMS+LPで高コンバージョン
顧客セグメントに合わせて作成したLPは、到達率・開封率の高いSMSで配信します。
CM.comのSMS配信サービス「MailSMS」を利用することで業務で利用しているメール配信サービスやCRM、SFAなどのメール作成画面からSMSを個別・一斉送信することができます。
配信結果を確認
MailSMSで配信した結果は、到達率、クリック率、コンバージョン率などを測定することが可能です。マーケティング活動の効果測定を行うために必要な指標を獲得することができます。
リマーケティング広告の運用にMMCを
リマーケティング広告を、広告運用会社に委託している企業もあるでしょう。しかし、専門的なノウハウや知識がなくても、自社で運用できるサービスをCM.comは提供しています。
自社で効率的な広告運用について検討している方はお気軽にご相談ください。
より詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください:もう悩まない!広告配信効果が変わる!万能マーケティングツール