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2025年2月17日
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WhatsApp Businessとは?法人利用の詳細や実現できる事、ルール、活用例を紹介

世界で最も多いユーザー数を持つチャットアプリ、WhatsApp(ワッツアップ)の法人アカウント、WhatsApp Business(ワッツアップビジネス)をご存知でしょうか。企業が利用することで海外の顧客からの問い合わせ対応やカスタマサポート、インバウンド集客、通知の送信など多様な目的で活用でき、売上や顧客満足度向上を見込めます。 この記事では、WhatsApp Businessとは何かをはじめ、実現できることや活用例、問い合わせを増やす方法をご紹介します。

CM.com Japan株式会社
CM.com Japan株式会社,
マーケティングチーム
目次
  • WhatsApp Business(ワッツアップビジネス)とは?
  • WhatApp Business AppとWhatsApp Business Platformの違い
  • WhatsApp Business Appとは
  • WhatsApp Business Platformとは
  • 法人でWhatsApp Business (ワッツアップビジネス)を利用する場合
  • WhatsApp Business(ワッツアップビジネス)で実現できること
  • 1.企業の名前・電話番号で公式なアカウントを保有できる
  • 2. ユーザーとWhatsAppを介してチャット形式でやりとりができる
  • 3. 多要素認証の一つとして利用できる
  • 4.海外の人に読まれるメッセージを送信できる
  • 6. プロモーションメッセージの配信ができる
  • WhatsApp Businessの日本企業の活用例
  • 外国のお客様からのお問い合わせ・申込窓口に
  • 訪日中の海外観光客への通知や連絡に
  • 海外顧客の電話やメールの代わりの迅速な双方向のコミュニケーションツールとして
  • 購買歴のある海外顧客のリピート施策に
  • WhatsApp Businessを活用している業種
  • WhatsApp Businessの独自ルール
  • 1. メッセージテンプレート
  • 2.ユーザーに対する24時間返信ルール
  • WhatsApp Businessで海外顧客からの問い合わせ・申し込みを増やす方法
  • 申し込みや問い合わせ窓口として自社サイトに掲載
  • WhatsApp Businessを企業で活用しよう!

WhatsApp法人アカウントを開設し運用するならCM.com

WhatsApp Business(ワッツアップビジネス)とは?

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WhatsApp Businessの説明をする前に、WhatsAppとは何かを説明します。

WhatsAppはコミュニケーションアプリとして、世界で最も人気があり、毎日20億人以上が650億通のメッセージを送受信しているサービスです。日本ではコミュニケーションアプリとしてLINEが最も利用されていますが、世界ではWhatsAppが最も利用されているコミュニケーションアプリとなります。

WhatsAppは全世界で利用されています。北ヨーロッパと南ヨーロッパ(フランスを除く)では、WhatsAppが主要なメッセージングアプリとなっており、南米、アフリカ、東南アジアの大部分、さらにロシアとインドでもWhatsAppが利用されています。またインドは月間アクティブユーザー数で世界最大です。WhatsAppは海外の人には欠かせないコミュニケーションメッセージングアプリとなっています。

多くのユーザーが利用するWhatsAppの開発元であるMeta(メタ)社(旧Facebook社)がサービスを拡張し、企業向けのサービスとしてスタートしたのが、WhatsApp Businessです。

WhatApp Business AppとWhatsApp Business Platformの違い

WhatsAppは個人が利用する携帯電話メッセージアプリです。一方事業者向けであるWhatsApp Businessは、大きく分けて二つのサービスがあります。以下、詳しく違いを見ていきましょう。

WhatsApp Business Appとは

携帯アプリで利用できる事業者向けのアプリです。個人事業主やフリーランス、小規模事業者向けのサービスで、App StoreまたはGoogle Playストアから無料でダウンロードし、利用できます。

個人用のWhatsAppと同じ仕様になっており、担当者が一人だけで利用したい場合などに最適なサービスです。

CM.comではこのサービスの提供はしていません。

WhatsApp Business Platformとは

WhatsApp Business と言われるサービスのうちの二つ目は、WhatsApp Business Platformです。

これはアプリ版とは異なり、CM.comのようなMeta社のパートナー企業からのみ申し込み、利用することができるサービスです。

企業がWhatsAppのビジネスアカウントを作成・保有し、APIやPC、専用アプリの管理画面からユーザーと相互にコミュニケーションを取れるサービスです。

大規模事業者やアカウント運用担当者が複数いる場合、きちんとWhatsApp Businessを管理したい、システムやパソコンからユーザーとやり取りしたい場合に最適なサービスです
CM.comがWhatsApp Businessについて話す場合には、このWhatsApp Business Platformを指します。

メッセージや動画・画像、ファイルを、インターネット回線を通じて送ることができ、双方向のやりとりができます。

現時点では、500万以上の企業ユーザーがWhatsAppビジネスアカウントを開設し、顧客へのカスタマサポートから多要素認証、他のチャネルの通知の代替として各業種・業態で利用されています。

また、他のSMS(ショートメッセージサービス)やメール、SNS(Instagram、Facebook Messenger)などコミュニケーションチャネルと組み合わせて使用し、オムニチャネルマーケティングの一部として活用できます。

まとめると、個人が携帯アプリで利用できるのがWhatsApp、小規模向け、フリーランスなど一人で事業者としてWhatsAppのアカウント保有し、携帯で利用できるのがWhatsApp Businessアプリ、法人がアカウントを保有し、APIもしくはPCの管理画面で利用できるのがWhatsApp Business Platformです。

当記事では以下WhatsApp Business PlatformをWhatsApp Businessとして表記し、WhatsApp Business Platformについて述べます。

法人でWhatsApp Business (ワッツアップビジネス)を利用する場合

Whatsapp Businessの利用方法

法人でWhatsApp Business を利用する場合にはWhatsApp Businessのアカウントを開設する必要があります。開設する場合にはCM.comのような正式にメタ社と契約をしているパートナー経由で利用申請をします。

弊社でお申し込みをし、WhatsApp Businessのアカウントを開設していただくといずれかの利用方法をお選びいただけます。


・APIで開発してWhatsAppメッセージを送信

・パソコンやCM.comの提供する専用アプリから弊社の管理画面にアクセスし、WhatsAppメッセージを送信


それぞれ異なった料金形態での利用料が発生いたしますので、詳しくはお問い合わせください。

WhatsApp Business(ワッツアップビジネス)で実現できること

whatsapp messages

続いて、WhatsApp Businessを利用することでで企業が実現できることについて見ていきましょう。


1.企業の名前・電話番号で公式なアカウントを保有できる

WhatsAppビジネスはWhatsAppの企業利用アカウントになりますので、通常の個人で利用するWhatsAppと異なり、企業の名前、電話番号、企業のアイコンや問い合わせ先のメールアドレスなどを公式アカウント内に表示したアカウントを企業が保有することができます。

サービスの詳細や案内などもアカウント内に表示することができます。


2. ユーザーとWhatsAppを介してチャット形式でやりとりができる

whatsapp businessの使い方イメージ1

海外で最も利用されているWhatsAppを介して海外顧客は企業のWhatsApp Businessアカウントに問い合わせや予約申し込みなどをすることができます。

WhatsAppビジネスで登録した電話番号や WhatsAppビジネスの公式アカウントへのリンクをWebサイトや、SNS、広告などに記載することで、海外顧客が自身のWhatsAppからアクセスをし、メッセージを送信します。

企業はリアルタイムで顧客からの問い合わせに対しての対応や、返答の要望にパソコンや利用しているシステムから行うことができるので、わざわざ携帯電話を使ってコミュニケーションを取る必要がありません。

また顧客が好むチャネルでのコミュニケーションとなるため、迅速にかつ継続的に連絡を取ることができます。

CM.comの提供するチャットボットを併用すること自動返信、リアルタイムでのやり取りが実現でき、予約の申し込みやアンケートなど様々な利用用途で活用できます。

3. 多要素認証の一つとして利用できる

WhatsApp Businessでは多要素認証利用が可能です。サービスログイン時にID/パスワード以外に、指定された電話番号宛にWhatsAppでワンタイムパスワードを送り、ユーザーにサービス画面にパスワードを入力してもらうことで本人確認性を担保する方法です。

ワンタイムパスワードはSMSでの認証が有名ですが、WhatsAppの方が到達率やコストパフォーマンスが良い場合には活用できます。

4.海外の人に読まれるメッセージを送信できる

WhatsAppは海外の人に最も利用されているメッセージコミュニケーションアプリなので、予約の完了通知などの重要で読まれたいメッセージ通知を海外の人に送りたい時にWhatsApp Businessは最適なツールです。


WhatsAppはインターネット回線での接続になるので、wifiなどのインターネット環境があれば送信できるのでユーザーが国外にいる場合にも到達しやすくなっています。

6. プロモーションメッセージの配信ができる

WhatsApp Businessにはマーケティングを効果的にする機能がたくさんあるので、プロモーションメッセージの送信に最適です。

例えば、カルーセルという機能は、画像と商品案内のカードを最大10枚、横にスクロールできる形で送信できます。それぞれの商品カードをクリックすると外部のECサイトや購入画面に遷移させることができます。

その他にも様々な機能がございますので、詳しく知りたい方はCM.comまでお問い合わせください。

多くの場合、海外SMS配信サービスでオプトインを取得するメッセージを送信し、同意と合わせてWhatsAppの公式アカウントに誘導することでスムーズに案内することができます。



関連リンク


WhatsApp Businessの日本企業の活用例

WhatsApp Businessでできることが分かりましたので、日本企業がどのようなケースでWhatsApp Businessを利用するのでしょうか。具体的な活用例をあげていきましょう。

外国のお客様からのお問い合わせ・申込窓口に

外国のお客様は企業や店舗への問い合わせをWhatsAppから行いたいという人が非常に多くなっています。

日本の多くのウェブサイトやSNSが多言語対応しているけれども問い合わせ窓口はメールや問い合わせフォームのみというのが現状です。

企業や店舗のWhatsApp BusinessアカウントへのリンクなどをウェブサイトやSNSに貼ることで、外国のお客様からの問い合わせやお申し込みをWhatsAppから獲得し、チャットやチャットボットを活用してコンバージョンを増やすことができます。

訪日中の海外観光客への通知や連絡に

訪日観光客は日本にいる際に携帯電話のローミングをオンにすることは少なく、wifiを利用して日本滞在中は携帯電話を利用します。

WhatsAppはインターネット回線で利用できるアプリなので、企業やホテルはWhatsApp Businessを使用して、チェックイン情報や予約のリマインダー、旅程の変更やシステムの停止、出荷通知など、時間に制約のある情報を顧客に通知することでSMS(ショートメッセージサービス)などに比べ訪日外国人に読まれる可能性が非常に高くなります。


海外顧客の電話やメールの代わりの迅速な双方向のコミュニケーションツールとして

前述しましたが海外では何事もWhatsAppでコミュニケーションを取ることが好まれるため、迅速な双方向のやり取りを行いたい場合にもWhatsAppBusinessは最適です。

例えば人材紹介のコンサルティングや保険の相談、不動産の仲介相談などカスタマーケア、アフターサポートなどをWhatsAppユーザーとチャット形式でやり取りを行うことで顧客満足度を上げることができます。

購買歴のある海外顧客のリピート施策に

顧客の携帯電話情報を獲得していれば、WhatsAppを送信することができるので、購買歴のある海外顧客に対して、WhatsAppで商品やサービスの案内をし、リピート顧客を獲得する施策としておすすめです。

WhatsApp Businessを活用している業種

WhatsApp Businessには様々な業種で利用することができます。

海外では普及率の高いWhatsAppは海外顧客とのやりとりで効果を発揮するので、該当する企業はご検討ください。


WhatsApp Businessの独自ルール

法人利用のWhatsApp Businessには独自のルールが存在します。以下詳しく見ていきましょう。

1. メッセージテンプレート

WhatsApp Businessを使ってユーザーに対する返信ではなく、企業側からメッセージを送信する場合には、メッセージを事前に登録し、テンプレート化して送信する必要があります。

WhatsAppからの企業発信のメッセージ、例えば、予約リマインダー、配達のステータス、緊急連絡、お仕事紹介、商品案内などのメッセージはテンプレートメッセージで送信できます。

テンプレートメッセージには画像や動画、添付ファイル、ボタンを設定してメッセージを送ることができるため、興味関心度合いの高いコンテンツに反応しやすい仕様になっています。

2.ユーザーに対する24時間返信ルール

ユーザーからのメッセージをWhatsApp企業公式アカウントで受信した場合、チャットで顧客に返信できるのは24時間の以内になります。

その間は自由にメッセージを送信することができます。24時間経過すると、メッセージテンプレート経由でのみ企業側からメッセージを送信できるようになります。

WhatsApp Businessで海外顧客からの問い合わせ・申し込みを増やす方法

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前述した通り、問い合わせやお申し込みを増やすのにWhatsApp Businessが非常に効果的です。

世界をリードする企業が顧客にオムニチャネル体験を提供するために活用しているWhatsApp Businessでどのように問い合わせ数を増やし、売り上げにつなげるのかをご紹介いたします。

申し込みや問い合わせ窓口として自社サイトに掲載

最も簡単なのがウェブサイトやホームページに問い合わせフォームや宛先メールと同じようにWhatsApp BusinessのリンクやQRコード、電話番号を掲載し、WhatsApp経由でお問い合わせをしてもらう方法です。

サイトにWhatsAppのアカウント情報を掲載するだけで本当に問い合わせが増えるのかと疑問に思っている方がいると思います。

実は海外ではWhatsAppを経由してお問い合わせをすることが主流になっているので、メールや問い合わせフォームよりもWhatsAppのアカウントを掲載する方がお問い合わせや新規の申し込みを獲得しやすくなっています。

問い合わせを獲得する手順

例えば以下のフローでお問い合わせや新規申し込みなどを取得できます。

  1. WhatsAppのアイコンやURLをwebなどに掲載

    WhatsAppビジネスで登録した店舗や企業の電話番号、QRコードやリンクを問い合わせや申し込み窓口としてサイトに掲載

  2. 法人アカウントを検索もしくはQRなどから追加

    海外のお客さまが携帯電話から自身のWhatsAppから店舗や企業の電話番号でアカウントを検索もしくはQRコードから直接アカウントに接続

  3. 問い合わせを獲得

    海外のお客様はWhatsAppから問い合わせを開始
    このようにお問い合わせを増やすツールとしてWhatsAppを利用することで売上アップに繋がることができます。さらには予約や商品の購買などにも利用できます。


WhatsApp Businessを企業で活用しよう!

すでにWhatsApp Business以外のコミュニケーションチャネルを使用している場合、そしてその継続を考えている場合、オペレーションが煩雑になり、担当者の負担が増えると懸念していませんか?

CM.comでは、Mobile Service Cloud (MSC)という1つのプラットフォームでWhatsApp、Facebookメッセンジャー、Eメール配信SMS(ショートメッセージサービス)を管理できる双方向コミュニケーションサービスの提供もしています。

APIで利用するかMSCを利用するかはお客様のニーズに合わせて選択できます。また、CM.comは今回ご紹介したWhatsAppビジネスの公式パートナーのため、WhatsAppビジネスアカウントの開設からツール提供まで一気通貫でサポート可能です。

今後、海外顧客との連絡にWhatsAppやFacebookメッセンジャーなどの海外製チャットアプリを検討される場合はCM.comまでお問い合わせください。

海外顧客からの問い合わせ対応でWhatsApp Businessを法人で利用しませんか?

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